[NPO法人 禁煙推進の会 兵庫さんだ] 子ども達の喫煙防止・薬物乱用撲滅教育を進めます。

青少年の健全育成は大人の責任です。私達は子ども達を守る喫煙防止薬物乱用撲滅教育を進めるため無料で出前教室を続けています。

恐いタバコ病は減らない!

2012-03-18 19:17:49 | 日記




ひどい息切れ・せき「COPD」 まず禁煙、薬で悪化防ぐ

重症ならボンベも
 壊れた肺は元に戻ることはなく、階段で息切れしたり、せきやた
んが続いたりするなど生活の質(QOL)が大幅に下がる。重症だ
と酸素ボンベを手放せなくなる。運動量が減り、寝たきりになるこ
ともある。喫煙習慣が長いほど発症しやすく、中高年に多い。患者
の90%以上は喫煙が原因で発症したと考えられ、「たばこ病」とも
呼ばれている。
女性の喫煙者が少なかった時代は男性の病気とされていた。米国
では1980年代以降、COPDによる男性の死亡率が頭打ちになる一
方、女性は喫煙者増の影響で死亡率が急増した。今では男性を上回
ったという。
国内ではCOPDの有病率や死亡率は、男性が女性の3倍とまだ
高い。喫煙率に差があるためだが、男性の喫煙率が減少傾向にある
のに対し、女性はほぼ横ばいで、その差は縮まっている。
 女性ではストレスなどをきっかけに、たばこを吸い始める場合も
少なくないという。「社会的なストレスを抱えた女性は、喫煙に依
存する例が見受けられる」と独協医科大学呼吸器内視鏡センターの
石井芳樹センター長は指摘する。たばこの本数が多く、吸っていた
期間が長いほどCOPDのリスクが高まる。喫煙者の増加から
COPDによる死亡者増までのタイムラグはおよそ30年といわれている。
特定非営利活動法人(NPO法人)の女性呼吸器疾患研究機構理事長で
医師の宮元秀昭氏は「今後は米国と同様に女性患者の急増が見込まれる。
女性に関係のない病気と思わないでほしい」と強調する