日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

探そしましょう!大黒柱を

2018-10-13 18:30:17 | 日記
 『安居なきに非ず。
    我に安心なきなり。』墨子
解説⇒心の安らぎというのは、心が安定していればどこにいても安心して過ごせる。

 平成最後の年、日本人の閉塞感は全国津々浦々に蔓延しています。それは、精神的、経済的貧困化が原因です。『大黒柱』という三文字を見聞きする機会がありません。精神的支柱、経済的支柱の存在がなく、日本の国と人はどこを目指していけばいいのか漂っているのが現実です。考え方をポジティブに向ければどのような環境にいても幸せに暮らすことができます。

「狭いながらも楽しい我が家」というフレ―ズが戦後復興期に流行りました。ちゃぶ台を囲み、ごちそうはないけれども、みなが笑顔でごはんを食べていました。給料日には、父親の晩酌のお銚子が一本増え、子供たちのお土産ありました。その頃の大黒柱は父親で、一人の稼ぎで家族全員面倒みていました。
「地震・雷・火事・親父」というのも古めかしくなりましたが、父親が権威を持ち、空威張りもありましたが重しになり、子供たちの暴走を止めていました。平成に軽石になり消えてなくなりました。

 大黒柱の役割は、精神と経済の貧困化から守る防波堤だったのでした。現代社会を見渡しても頼りになる寄りかかれる大木は見当たりません。「寄らば大樹の陰」暖かくつつみこむ『安心ワールド』がありません。日本国及び、日本人のアイデンティティー(立ち位置)をどこに定めればよいのか探す時期にきています。今一度振り返るために我が国の歴史を学び直す必要性を感じ資料を調べているこの頃です。

 どのような時代に住んだとしても自分自身が安心して暮らせるような思考回路と道筋を創る努力はし続けなければなりません。
 
 この世に生を受けたことに感謝の証しとして、ダリアの写真掲載します。







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