今日の言葉
堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。
坂口安吾「堕落論」
序文
人間としてしてはいけないこと、それは、他人の尊厳を傷つけることです。自分の欲望のままに行為を起こすことは、人としてあるまじき行為です。「弱者」、抵抗できない人をめがけて自分の欲望を満たす、最低ですね。自制できるか人間の価値が決まります。偉そうに講釈を並べていますが、自分も最近、少し頭がおかしくなりつつあります。テレビをみてて女子アナの胸のふくらみに目を奪われます。スケベですね。人のことは言えません。記事を紹介します。
教員わいせつ過去最多282人
被害者の半数教え子
児童生徒らにわいせつな行為やセクハラをしたとして処分された公立小中高校などの教員が、全国で2018年度に282人に達したことが24日、文部科学省の調査でわかった。千年度の210人から大幅に増え、過去最多となった。文科省は「言語道断。強い危機感を持っている」
として対策を強化する。
47都道府県・30指定都市の教員を対象に「交通違反」「体罰」などの項目とともに「わいせつ行為等」を調べた。18年度は、10年前と比べて約1.7倍増えた
処分の内訳は男性276人、女性6人。被害者は自校の児童生徒(124人)が半数を占め、自校の教職員も含まれる。
処分の対象となった行為は「体に触る」(89人)、「盗撮・のぞき」(48人)、「性行」(41人)。行為があった場所は「保健室・生徒指導室」(40人)、「ホテル」「自宅」(それぞれ37人)、教室(28人)などだった。
教員と生徒らがSNSやネットを介して連絡をとる例が増え、文科省は、私的なやり取りを禁じた埼玉県の取り組みなどを調べ、対応策を検討する。
懲戒免職になったのは過去最多の163人文科省は、児童生徒にわいせつ行為をした教職員を停職にとどめる規定がある静岡市と、処分規定がない兵庫、高知両県、岡山市に対し、面会指導する。過去にわいせつ行為をして処分された中には、偽名を使って別の地域で教員採用されたケ-スもあり、チェックの厳格化もよびかける。 (矢島大輔)
朝日新聞朝刊2019.12.25
結び文
聖職といわれた「先生」、国会議員も先生、先生も地に落ちたものです。誇りが失われました。教師志願者も減少、3Kの職場、火中の栗を拾う気概のある人材が消えてしまいました。将来なりたい職業、「ユウチューバー」、これがキーワードになりそうです。画面を通して授業をうける時代がもうまじかにきているようなきがします。そうすれば、通学のわずらわしさもないし、人にきがねすることもない、人と人の触れ合いは失われるけれど、マイペースで人生送れます。義務教育は、国のために使い勝手のいい人材を、横並びで画一的に生産するシステムのような気がしてきました。曲がり角です。