日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

悠々自適に独り暮らしをするには、最低限の生活費と衣食住が必要です。そうでなければ野垂れ死にになります!2021/04/27

2021-04-28 07:48:00 | 日記
    今日の言葉

人間にはそれぞれの運命があるにしても人間を超越した運命というものはない
カミュ「シジフォスの神話」

4月27日(火) 有給休暇 晴れ

「コドクシ」についての想い

今日も仕事はないので、自動的に身も心も休みになります。休んだあと、働くところがあるかないかで、休みの過ごし方、捉え方の気持ちが変化していきます。

人の身と心は“七変化“、つねに変わっていきます。「健全な体に健全な魂が宿る」という諺がありまが、運命と世間の荒波にさらされ、身体共に健全状態を維持するのがとても難しいのが人生です。生きていくうえで、役立つ羅針盤があります。それは、先人たちが七転八倒して学んだ智恵です。現代は、ググレばいくらでも智恵はわき出てきます。ただ、活用しないだけかと思われます。

中国の超限戦の基になっているのが“孫子の兵法“です。人間の欲につけこんで「戦わずして勝つ」これを研究、実践し、活用しています。善悪は別にして、これこそ、先人の智恵を拝借する一番の方法です。

先人たちの智恵を教えるのは、家庭であり、学校であり、社会であり、国家です。それには、国のアイデンティティーがしっかりしていなければ根なし草になります。その柱がないために右往左往しているのが日本であり、日本人です。

この世にオギャアと生まれ、死んでいく、その生から死までが人生といいます。天寿をまっとうする人もいれば、途中下車する人もいて千差万別です。何が正解なのかわかりません。ただ言えることは人それぞれ“運命“があります。すばり、「命を運ぶ」、一人で生まれて死んでいく、これこそ自己責任の範疇に入ります。「コドクシ」も自ら選択した生き様で、それは仕方ないのないことです。

日本、日本人の「心の拠り所」を完全になくしたのが平成から令和にかけて、失われた30年です。経済も人の心も、“大和魂“も喪失してしまいました。とどめがコロナウイルスで、負の部分があぶりだされました。象徴的な言葉が「カネだけ今だけ自分だけ」負から正に転換、生きていく上で大切なことを学ぶ時は今だ❗そんな気がします。基本は、「人」という文字です。lとlが寄り添い、支えながら生きていく姿を表しています。この根本を見失うと“漂流者“になります。

昭和を代表する番組「ドリフの全身集合」という番組がありました。キ-ワードが「全員」という言葉です。二文字が消えてしまったのが、意図的に消したのかわかりませんが、近頃、耳にしなくなりました。全を失くし「俺に構わないでくれ!おまえウザイんだよ!」これが個といい、この世界にはまりこんだ人が「コドクシ」、原因は「おせっかい」をのけ者にした者の帰結かもしれません。

「モッタイナイ」「オモテナシ」と国際的に日本語が認知されつつあります。「アニメ」がその筆頭です。「コドクシ」も仲間入りしてしまいました。

「コドクシ」に世界の関心 孤独担当相へ海外の取材続々 https://www.asahi.com/articles/ASP4W667FP4WUTFK00X.html

国家公務員、教師希望の志願者が減っていると報道されています。

おふくろの言葉をおもいだします。外食産業に就職した私に対して嘆いた言葉です。
「大学まででたんだから、固い職業に就きなさい。銀行員、公務員、教師、将来、食いばぐれがないそ!」

”末は博士か大臣か?”子どもに過度の期待をいだいていたような気がします。また、次の言葉も残っています。

「先生の言うことを聞きなさい」

母にとっては、教師は神聖で崇め奉る存在だったのでしょう。現実はそんなことはありませんでした。それについては、機会かあれば綴りたいと思っています。

時代は動いています。

今日の一曲です。


ご訪問ありがとうございました

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