このタイプのバルサ製折ペラは ヒバリ、 チャンピオン、 エサキ、 KSN、などのブランドで作られていましたが、比べてみると皆大体同じ感じに出来ていて、みんな同じ工場で作ったのでは?と思えるほど似た造りとなってます。そのため、改良すべき点も大体同じです。結論から言ってしまえば キモはヒンジです。手作りで一本一本作られたにせよ、量産する必要があるため、ヒンジの調整などの細かい調整は行われていません。このヒンジがスムースに動かないとプロペラは折れず、折れない折りペラとなってしまいます。ところがこのヒンジの調整が中々厄介で手間取ります。ヒンジの穴の部分に仕上げに塗ってあるクリアラッカー塗料がしみ込んでいて動きが悪かったりするのはまだいい方で、最悪はヒンジのカシメがきつ過ぎたり、ヒンジで挟まれているピアノ線に曲がりがあったりする場合です。こうなると、糸で巻いてあるヒンジを解体?(開いて)調整するか、脇から少しづつ広げて何とかするか?どっちにしろ結構な作業となります。そして、こうなる確率は低くないというより高いです。今回はヒンジの重なり部分が少なく、糸巻で補強出来なかったので、1ミリほどの小さいネジで押さえ補強しました。これでスムースにプロペラが折れるようになりました。