割り込み失礼します。西です。
前回の漫画紹介のづづきです。
さて今回こそが本当に書きたかった内容です。
「「柔道がメインじゃないけど柔道が出てくる漫画!!」」
やっぱり柔道の話じゃないのに柔道が出てくると嬉しいですよね。なんというかテレビの全国放送や漫画で自分の地元の話題が出てくると見てしまうのと同じかんじです。
そんなわけでそういう漫画を紹介したいと思います。
まず「SLAM DUNK」井上雄彦先生 全31巻完結
喧嘩が絶えない不良少年、桜木花道は高校に入学し、同級生の赤木晴子に勧められて初心者にも関わらずバスケ部に入る。最初は晴子目当てで問題ばかりおこす花道だったが、バスケの面白さとチーム内外の選手へのライバル意識からバスケに夢中になっていく。
知らない人はいないほど有名なこの漫画。
青田龍彦という柔道部主将の男が登場します。
この男も柔道で全国制覇を目指しておりバスケ部主将の赤木剛憲とは腐れ縁といったところ。
主人公の桜木花道を柔道部に無理やり入部させようとしたりもします。基本的にはギャグ要員ですがバスケ部の試合に優勝旗を持ち柔道部に発破をかけるシーンは最高に格好いいです。
しかし、柔道は正座をするから脚が短くなる(実際は関係ないらしい)という悪口のシーンなどがあり悪いイメージも読者に与えてしまったのは残念です。スラムダンクによるバスケブームのように柔道でも社会現象が起きてほしいです。
次に「名探偵コナン」 青山剛昌先生 連載中 既刊97巻
目が覚めたら(新一Voice)体が縮んでしまっていた(コナンVoice)。
「名探偵コナン」といえば名探偵の毛利小五郎ですね。
彼が犯人を一本背負いで投げ飛ばすところはよく見ます。
Wikipediaによると公式戦では緊張して勝てないが練習では全国制覇者よりも強かったのだとか。
娘の蘭はどうして柔道ではなく空手をしているのでしょうか。うろ覚えなので間違ってるかもしれませんが、毛利小五郎が黒ずくめの男を前三角で絞め落とし、怪盗キッドから腕ひしぎでタップをとるところは最高にカッコいいです。
はい。ここまでは半分ネタです。もともと有名ですし。
どうしても柔道が出てくる漫画だと格闘、喧嘩漫画に偏っちゃうので入れました。
ここからがホントの本当に紹介したい漫画です。
「ホーリーランド」 森垣二先生 全18巻完結
いじめられっ子であった神代ユウは家にも高校にも自分の居場所を見つけられずにいた。ある日、本屋で手に取ったボクシングの教本を手に取ったユウは部屋でひたすらワン・ツーの練習を繰り返す。ユウは自分の居場所を求め夜の街に出て不良をワン・ツーで倒していくうちに「ヤンキー狩り」と噂され、不良や格闘家に挑まれるようになる。。。
「路上で柔道はマジヤバい」作中でも最強格で主人公の憧れでもある路上のカリスマ(って作中で言われてる)伊沢マサキのこのセリフはネットでもかなり有名です。
コンクリートの上に投げられたらそれだけで勝負が決まるうんぬんとかなり柔道を持ち上げてくれます。
また、この漫画は変わっており、「作者の経験では・・・」とか「作者の経験上、・・・」と作者自身がナレーターとして語りだすのも面白いです。
空手、レスリング、総合格闘技などいろんな使い手が現れますがどのキャラも見せ場があり、一時的にかませになったとしても条件がそろえばその格闘技もちゃんと強いんだと描いているのもいいところです。
喧嘩のテクニックとか豆知識なども豊富で、これを読むだけで喧嘩が強くなった気がするしワン・ツーの練習がしたくなります。
やっと見つけた自分の居場所=ホーリーランドを守るために戦うユウの姿に熱くなること間違いなしです。
最後に「喧嘩商売」全24巻、「喧嘩稼業」連載中 既刊13巻 木多康昭先生
最強の格闘技は何か!?多種ある格闘技がルール無しで戦った時・・・
スポーツではなく目突き金的ありの「喧嘩」で戦った時
最強の格闘技は何か!?
今現在 最強の格闘技は決まっていない
これこそが僕が一番おすすめしたい漫画です。作者は天才です。
「喧嘩商売」では主人公、佐藤十兵衛のいろんな喧嘩等を通して、宿敵や師弟関係などの相関図や技を身に着けていく過程等が描かれます。
主人公が泣きながら漏らしながら命乞いをした因縁の相手、主人公が弟子入りした富田流、柔道オリンピック100kg超級金メダルの相手などが出てきます。
この柔道選手もなかなかの扱いで「喧嘩商売」のボスといってもいい存在です。
しかし、僕が紹介したい柔道キャラではありません。
話は「喧嘩稼業」に続き、ここでは表の世界と裏稼業の世界の最強候補が集められ陰陽トーナメントが開催されます。
ここで出てくるのが柔道オリンピック無差別級四連覇の関修一郎というキャラクターです。作中でも優勝候補とされていますが、彼には立技が強すぎるがゆえにほとんど人前で披露していない技術がありました。
それこそが高専柔道により培った寝技です。
そんな彼の試合が始まるのがまさにこれからなので僕は楽しみで楽しみでたまりません。もしかしたら七帝柔道も名前くらいは出てくるんじゃないかなと期待もしています。こんだけ紹介して負けたらどうしよう。。。
柔道以外にも魅力的な人物や格闘技が沢山出てきます。
何より主人公の戦いは勝つためにはなんでもやるを体現していて試合のための仕込み、下準備、卑怯なことを全力でやります。
まともに戦ったら100パーセント勝てない試合を頭を使って乗り越えていく展開は最高に面白いです。
以上が僕の紹介したかった漫画です。あくまでもフィクションです。喧嘩はよくないことです。名大柔道部はもっと平和な部活です。先輩方はみんな優しいので安心して入部してください。