私の住んでいる地域にはドラッグストアがないので、車で買い物に行きます。あるお気に入りのドラッグストアAがありまして、それは駅の近くにあり、その町では古くからある大きな店舗です。
数年前、この地域のドラッグストア戦争が勃発しました。CMでも有名な大手企業のドラッグストアBが駅前至近距離に進出。私の好きなA店はお客さんが減りました。運良く、そのBは品物の取りそろえがイマイチで、A店の努力もあってか、しばらくするとAにお客さんが回帰。ABともにお客さんの棲み分けができたようでした。
ところが今秋、この地域に新興勢力の大手Cが進出。こちらも駅前至近距離に進出したものですから、相対的に駅から一番遠くなってしまったA店が圧倒的に不利な状況になってしまいました。その影響は凄まじく、BCは大盛況なのにAは閑古鳥状態に陥り、このままでは撤退か?という空気が漂っていました。
そのA店は、しばらくして反撃に出まして、営業時間の延長・品物の充実という方向で攻めてきました。この努力が成果になって現れるまでかなりの時間を要しましたが、昨日の状況をみるとお客さんの戻ってきているようです。特にセールをしているわけでも無いのに、お客さんがたくさんいました。ちょっと安心しましたねえ。
なぜ、ここまでA店にこだわるのかというと、それは品物の取りそろえにあります。大手B・C店は売れスジ系の商品を大量に置いてはいるのですが、私の欲しいものがありません。特に低刺激性の洗剤などのマイナー商品はB・Cには置いておらず、A店にしかありません。私は刺激の少ない洗剤でないとダメな方なので(有名メーカーのものは強過ぎてダメ。洗剤は赤ちゃん用だし)、A店の取りそろえは頼もしい存在です。そもそも、この地域は若い夫婦・乳幼児が多い地域ですから、この種の商品は需要があるわけです。地域に密着したA店のノウハウが生きているのでしょう。
地域の人たちが、私の好きなA店に戻ってきていることに安堵感を覚えた一日でした。これからも陰ながら応援しています。私の必要な商品があるA店さま!