くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

ミラクルが起きた

2020-05-26 09:14:00 | お母さん
なんと、ミラクルが起きた。27人待ちをしていた特別養護老人ホームに入居できることになった。そんなことって、ある?いやはや、びっくり。

弟Yから電話。

「姉ちゃん、○○の杜から電話があったよ、入れるって」

「面会自由になったの?」(老健と勘違いした)

「違うよ、入居」

「はぁ?○○の杜ってなんだっけ?」

「特養だよ、申し込んでた」

「あーあーあー!なんで入れるの?27人待ちだったじゃん」

「みんな入居辞退しちゃって、順番回ってきたみたい」

○○の杜は今年4月に新規オープンしたばかりの120人入居できる大型の特別養護老人ホーム。最近流行りのユニット型ではなく、今時分の新規設立では珍しい多床型施設でユニット型と比べるとかなりリーズナブル。ゆえに競争率は高い。

新しいということは実績がないということで不安がないわけではなかったけれど、とにかく立地がよかった。わたしの自宅からも近くなるし、ひ県立美術館と大きな公園に隣接していて最寄り駅からも徒歩15分程度。車を運転しないわたしにはありがたい。

ケアマネさんからも特養は新規オープンが狙い目とアドバイスをもらって申し込んでいたのだけれど審査の結果は落選。

待てば27番目に入れますよという通知は受け取っていたけれど、入居している人が施設を気に入らず出ていくか、極楽浄土へ旅立つか、順番待ちの上位の人が他へ移るかしないと順番は回ってこない。

当分無理なので他を当たらなくちゃいけなかったのだけれど、コロナ騒動でどこも施設見学お断り。

お母さんが老健でうまくやれていて、老健のケアマネさんもゆっくり探せばいいと言ってくれていたので、正直なところ特養探しはさぼっていたところへこの朗報。

「お母さんは明るいし楽しい人だから入っていただきたいけれど、介護度の高い人が優先になるので、要介護3では微妙です。それにお母さんは書類上は3だけど今の段階で認定したら2くらいですかねぇ、難しいですねぇ」

こんな言われ方をしていたのにあちらも商売だ。満床にならなければ資金繰りがね。わかります、わかりますよ。うちを特別扱いしてくれたわけではなく繰り上がって繰り上がっての入所確定。きっとコロナのお陰だ。嬉しいは嬉しい。

が、しかし。そうは問屋が卸さないような気もする。特養の入居基準から外れたら追い出されないのかな?うちのお母さんは骨折をしたから要介護3で入居基準をクリアしたけれど、要介護2になったら?介護度の認定は年に1回行われる。

弟Yは、ここは乗るしかないだろうと言う。そうなんだけどさ。こちらはお願いして入れてもらう弱い立場。なんとなく、なんとなく手放しで喜べない。いろいろ心配だ。


お水を頻繁にやらなくても健気に育つのでわたしに忘れられがちなゼラニウム2種とアイビー。鉢植えの置き場所もこんなところでぞんざいに扱われているのにゼラニウムは可愛い赤い花をつけていた。

アイビーはパラダイスという品種で本当は葉っぱの縁がフリフリのフリルで可愛いのだけれど、先祖返りをしたのかふつーのアイビーになってしまった。ネーミングと形が好きだったんだけどな。パラダイス・・・良い響き。