昨年放映、NHK、ETV特集だったか。
愛知県海が近い半島の町、70代父は養鶏を50年以上やってきた。
その父と長男が今後、どう養鶏を経営していくかのドキュメント。
父は20代で機械に挟まれ、右腕を切断。
その腕で夫婦で頑張ってきた。
長男はケージ飼いはしたくない。
驚きはヨーロッパではケージ飼いはもうないということ。
平飼いだけ。私もパルシステムでは平飼いを買っている。
飼料は上がるが卵価格はあがらず、儲けは少ない。
やりくりし、4人の子供を大学まで出した。
長男は継ぐというが、ケージはしたくない。
平飼いでと。これからの時代はおいしい卵、
鶏を自由に育てたいと信念がある。
税理士とも今後を話し合う。
父は頑固で平飼いはダメ、儲からないというが、
長男は営業し、1個120円で町のお店にも出し、
おいしいとパティシェに言われ、
プリンなどにも使われてきた。
10年くらいたつのか。もう平飼いの方が利益は大きい。
結婚し二人子供がいる。一人で平飼いをしている。
妻は手伝っていない。
平買いは時間の自由がきき、家族と遊べ、旅にも出た。
父は母とともに仕事、家事すべてをしてきた。
母は60代から心臓疾患があり
長男はもう母を休ませてあげたら、
二人でゆっくりしてほしいという。
ある日、母が倒れ心臓を4回手術。一命をとりとめた。
そこまできて、やっと父は気が付く。
長男が平飼いでうまくいけば、それはそれでいい。
ケージの方が手もかかる。これは初めてしった。
糞の始末も平飼いはほぼしなくていい。
ケージは掃除が大変。場所も決まり機器も必要。
鶏、ケージだと卵は3年位かで産めなくなる。
殺し肉にして売る。
ケージは、もっと長く生きられるようにしたいと
長男はいう。
やっと父はケージの場所を平飼い場にしていいという。
ラスト、妻と温泉へでも行きたいと心が変化した。
看護師の弟も兄を応援した。
~初めて養鶏業の仕組みを知ったドキュメントだった。
2年前からの取材。今平飼いで元気に育っているか・・