75年オーストラリア、Pウィアー監督。公開は85年位。
久々再見。初見時、実話の解説、そう思っていたが
フィクションで原作がある。再見で想起したのは
同じくオーストラリア、Nローグ監督「美しき冒険旅行」
お話は全く違うが、オーストラリアの自然光景から
想った。
1900年バレンタインデイ。アップルヤード女学校。
美少女たち失踪カルト作。
映画としては前半、失踪まではいいが、後半はそれほどではない。
セリフが少なく絵画のようなカットが続く。
美少女たちの白いヴィクトリア朝ドレス。
締め付けるコルセット、黒いストッキングと靴。
切り立った危ない岩山、森の樹々、川。
飛び交う鳥たち。爬虫類、アリ。そのまま絵にもなる。
特にミランダの容姿がきらめく。
先住民、アボリジニを意識?昔から岩山に潜んでいる
何かが人を動かしたのか?
時計は12時で止まり、何人かが儚い狂気、
夢の中に入り込み消える。
音楽はフルート(ミュートかけてる)が残る。
バッハ、ベートーヴェンなどクラシックと女生徒たちの歌声。
自殺者が出て、校長も亡くなり学校は・・
この時代のムードと女性とに魅了されればいい。
初見では感じなかったが、少しレズビアン感もあった。
現実的に見ると、岩山のどこかの穴に落ち死んだのだろう。
あの服で飲料も持たず岩に登るは、今なら
すぐに熱中症になる(^^)/
学校経営も苦悩が多く、英国の背景も感じられた。