銀の人魚の海

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BS1 中国受験街 高考 ガオカオ 運命の3日間

2022-07-26 | ドキュメンタリー NNN、Nスぺ、ガイア、BS世界のドキュメンタリー~など

初めて中国の大学受験の異常さをみた。

人生を左右する3日間。大学受験を「高考」ガオカオという。

家族が花束を持ち、子供を待ち受ける。

多数群がる応援姿は異常としか見えない。全国統一大学入試、年1回6月にある。

1193万人が受験、人口比にしたら少ない。学歴=豊、幸せに。

中国は大学独自の試験はなく、すべてこの試験、3日間で決まる。

147校くらいが上位の一流。

3人の子供、皆、息子たち、父が学歴が低く苦労した、息子は出世してほしい。

朝から晩まで勉強、学校の後は塾。有名高校へ転校し、近くにアパートをかり

父などと住む。政府はこの過熱に制限をかけた。

今は小中だけ、9割の塾が閉鎖した。高校の制限はまだない。

日本と同じ、633制。湖南省の進学高校へ入る息子たち。長沙人口。人口1千万。

多くの高校生がいる受験街。毛沢東の出身地、巨大石の像がある。

名門高校が多い。1つは3200人。毎日お弁当を届ける親。孫へも応援。

栄養があるものを食べるようにと。寮完備。週3日遠くから届ける親もいる。

生徒はPCRを受けている。授業は8時から18時半まで、

両親が医師、裕福そう、学校近くに部屋をかりた。

弟3歳くらい、一人っ子政策解除後に生まれた?次男は祖母と地元に残している。

農村出身、医師でも苦労が多かった。毎月20万も塾の費用が必要。

医師だから払えるのだろう。塾に通わず、

学校以外は家でひたすら勉強する息子もいる。

19時、また学校へもどり自習する。土曜日は23時まで、これが普通。

ゲーム(しても30分)娯楽はない。

部活もケガするからと親から禁止されている。武漢大を目指す。

旅館業の妻、娘を田舎に残し、5年前から息子と二人くらしの父。

狭いソファで一部屋に息子と寝ている、息子のすべてを管理している。

受験中心、家事を引き受け、食事を作る。父は仕事を辞めた。

息子は小学校からトップクラス成績だったので期待をする。

朝食は車で食べる。もっと勉強をしないといけないという。

女性、街の不動産業、年金くらし、この息子も受験生。

街には受験生用のアパートが多数ある。4万くらい?

夫も年金くらしで別居でがんばる、北京大を希望。

6月、ガオカオの時期。街は受験のためお店も閉め、応援する。

受験生、親はパワースポットでお祈りをする。

日本とこれは似ている。600点以上をとる。

7日開始。2時間前、受験会場に人だかり、警察もいて整理している。

3日間が終わった。アイドルライブのような賑わい、親たちは花束を手に、

待つ父、生きている限り続く。闘い。溺愛しすぎと父は言うが現実は

出世しないと幸せにならない。越してきた家族は、受験が終わると地元へ帰る。

3人の息子たちは、合格した。

~受験がはたからみるとイベントのよう、中国人はうるさい国民とまた感じる。

ここに写った家族、息子たちは、恵まれているから、この町に着て受験ができる。

農村部は変わらず、貧しく、日本とは50年以上は遅れている生活だろう。

それを知る父母は苦労させたくない。今頑張れば、このレールに乗ればあとは、

かなりらくに生きられる。気持ちはわからなくはないが、数年間勉強だけ、

日本でも似た高校生もいるかもしれないが、ここまではないだろう。

韓国も学歴社会。中国はトップ大学に入れなければ、

そこで止まってしまう人生なのだろう。

 



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