おとうさんに会いたい じゃぱゆきさんの子供たち

ＥＴＶ特集。

バブルの前後から、日本にきたフィリピンの女性たち。
２０年前、１００万人来たという。

パブ、クラブ、などで働いた。

そして１０万のこどもたちが、日本人の男性との間に生まれた。

日本へ父を探しにきた青年、Ｒ。
高校を出て決意し日本へ来た。

名古屋の外国人支援団体の部屋に世話になり
日本で仕事を探している。
履歴書を見ると漢字も書ける。

フィリピンで母と育った。
母は25年前、出稼ぎで日本へ。

妊娠したので、相手の日本人男性と結婚、母子はフィリピンへもどる。
父は定期的に、母のいるフィリピンへきていた。

おもちゃのおみやげを持ってきてくれ、かわいがってくれた。
今もそれを大事に飾ってある。

ある日、日本からの電話で、父が病気で倒れたとしる。

日本へ行くお金もなく、当時は、もう法律で来日は禁止されるようになり
行かれない。
Ｒは6歳頃、父はもう来ないと知る。

15歳で父がいないと言われ、いじめにあった、
母とも喧嘩になり、父を探そう、会い確かめたい、
涙を流していた。

日本へ行こうと決め

母がお金をためてくれた。

18年7月日本へ。

団体が支えてくれた。
弁護士に探してもらったが、父は生きていて、
他の女性と結婚していた。

ＲはＤＮＡ鑑定で、父と親子だと証明され、
日本国籍取得ができた。

日本で生きる決心をした。

フィリピンでは、20歳前後の多数の若者が父を探している。
支援団体があり１６００名が助けを求めたが、
取得できたのは3割だけ。

２０歳までに鑑定しないと国籍はとれない。

Ｒは職を探していた。
そんな時、母が死亡する。

4年経っていた。

Ｙさん、静岡在住、若い頃、フィリピン女性との間に娘ができた。
両親にあわせたが反対された。
妊娠させたので、組織からお金を要求され、仕方なく払った。

あの時は無責任だった、と語る。
お金で解決したと思った。

静岡のミカン畑で仕事をしていた。
独身。

ある時から、フィリピンの娘から手紙が何通も来るようになった！

驚いた。
責任をとろうと思った。
娘は、今東京で働いている。

二人は再会ができ、静岡の家で、楽しそうに話していた。
写真をみながら。

Ｒは仕事をみつけた。
社長さんが部屋を用意し、困ったことがあればいいなさい、と言う。

どんな日本での生活になるか？

２０年前きた１００万人の女性、

日本人男性との子どもたちが
これほど多いとは思わなかった。

今、彼らはどう生きたいのか？
フィリピンで生きる子供も多数いる。

どちらの国でも、生きることは大変、大学へ行きたかったがいけないなど、
事情はさまざまな、２０年後のドキュメントだった。