24年刊。書下ろしと雑誌からをまとめた本。
45年、帯広生まれ。
彼の本は、昔、芥川をとった小説など、何冊か読んでいる。
わりに好き。タイトルはドイツ語「新しいふるさと」の意味。
難民を中心に小説、詩など。
10ページくらいでまとめてある。
満州から引き揚げた日本の家族のことは興味を引いた。
中東の難民、内紛の話しが多い。
読みやすいが、日本人の私にはピンとこない面もある。
世界ではウクライナだけでなく、多数の内紛、戦争があり
行き場のない難民たちがいて、どうしたらいいか?
どの国なら入れるか、費用はいくらかかるか・・
平穏な暮らしが多い日本と違いすぎる感じを持った。
著者は、福永武彦の息子。福永の小説も好きだった。
母も詩人、離婚後母の姓で池澤に。
東京、ギリシャ、仏、沖縄、札幌に在住後、
現在は安曇野。娘は声優の池澤~。
ギリシャ語ができアンゲロプロス監督の
映画の字幕を担当したと思う。
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