散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

お墓から見たニッポン season3

2021年02月10日 | ☆たまに娯楽

昨年(2020)、新型コロナウィルスが驚異的に世界に感染拡大した折、マスクの効用を否定した国では埋葬する墓地が足らなくなりました。

特にブラジルでは大統領が「コロナはただの風邪」と言い放ち、何の対策もせず、感染死亡者が激増したため墓地が不足し、リオデジャネイロの観光名所コパカバーナビーチ(ここをクリック!)には、100基の墓穴が掘られました。
「新型コロナウィルスが風邪と同じ」というのは、もともと風邪のウィルスの種類にコロナがある中で、新型つまり変異種が発生したことを意味しています。
また、緊急事態宣言で外出自粛要請が出されている現在、
4つの基本的対策=(1)3密を避ける、(2)マスクの着用、(3)こまめな手洗い、(4)室内換気。
感染リスクの高い「5つの場面」を避ける=懇親会・飲み会・会話・共同生活・狭い部屋への入室は、新型でも旧型でも「風邪と(感染防止対策は)同じ」ということに対し、解釈(理解)を誤ったために無策でした。
さて、「お墓から見たニッポン」season3は、一撃にかけた男たちをテーマとしたお墓の話です。
大義・本懐のために、戦いに身を投じ、多くの日本人から英雄として崇められる存在になりました。
その結果、今回最終回を迎えたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の織田信長にしても明智光秀にしても、討たれずに生き延びたという伝説が生まれたように、日本全国各地にお墓(供養塔・供養のための場所)が点在する現象が起こります。
You Tube 動画
平安末期:源義経(ここをクリック!)
戦国時代:真田信繁(ここをクリック!)
江戸時代:赤穂浪士(ここをクリック!)

しかし、テレビ大阪制作だけに、源義経は淡路島、真田信繁は九度山、赤穂浪士は大阪・天王寺区にある供養塔を「お墓」として紹介しています。
メタ坊的には、源義経は鎌倉か平泉、真田信繁は上田、赤穂浪士は品川・泉岳寺でしょう。
庶民のお墓の話は、両墓制の共同墓地(年齢階梯制)や産屋(うぶや)が紹介されます。
「お産の歴史(杉立義一著)」には、大原の産屋について次のように解説があります。
入口には魔除けの古鎌がつるされ、土間の中央には子安砂が盛られ、上から坐産の際に妊婦がつかまる力綱が垂れ下がり、奥の一隅には胞衣を埋めるところがあり石で囲まれている。
陣痛が始まると、産屋に移り、土間に十二束の藁を敷きつめてお産に臨んだ。

古事記には「産屋」を思わせる記述が散見されます。
山幸彦が、兄の海幸彦の釣り針を探しに行った海神の宮殿で、トヨタマビメを娶ります。
妊娠したトヨタマビメは、天つ神の子を海中で産む訳にもいかないからと山幸彦を訪ね、産屋を建ててもらっている最中に産気づきます。
お産の苦しみで本当の姿をさらすことになるので、決して見てはいけないといわれながらも、山幸彦はのぞき見てしまい、ワニに姿を変えたトヨタマビメを見て逃げ出します。
ほかには、大阪の「七墓巡り」も紹介されます。

境川流域には「七サバまいり」という風習がありますが、「七」の付くものって、世の中に結構あります。
数の不思議も調べると、なかなか面白いですね。


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