ほわいとべあ～

お店は、鶴ケ峰駅前の中華そば・日高屋の２階にある。
ここの階段も、上がるのを躊躇させるかのように、いろんな手書き看板の嵐が舞っている。
そして、これでもかと念を押すかのように「ほわいとべあ～」の文字が視野のありとあらゆるところに押し寄せる・・・チリ地震の津波のように。
とにかく、日替わりメニューは、階段下に置かれたショーケースの中で、芸術的に盛り付けられた料理の合盛りプレートが、ドデンと幅を利かせている。
だからといって、上にも脇にも、入口の柱にも、階段にもメニューが貼ってあって、迷う心に「何にするんだ！」と恫喝する如く、焼きカレーだの、人気メニュー・チキンの鉄板焼きだの、どんぶりシリーズ第２弾・ソースかつ丼ぶりだの、ぶたキムチスパゲティーだの、ＮＥＷチーズinハンバーグステーキなどなど、枚挙に暇がない。
意を決して階段をあがり、ドアをのぞいても中は見えない。

店内に入れば、静寂の中、２０席ほどがテーブルに向かい合わせに並んでいる。
雰囲気は、昭和６０年代とでもしておこう。

私より先客がひとり、備え付けのスポーツ新聞を読んでいた。
ランチをオーダーしたあと、コーヒーを追加注文。
厨房は男の人がやっていて、奥さんらしき人がテーブルサービスをする。
いたってボリューム満点、調理はやはり家庭料理風で、いかにも喫茶店のランチなのだが、肝心の喫茶店？の割に追加のコーヒー注文は忘れられていた。
食事が終わろうとするとき、またひとり常連らしきお客さんが入ってきたが、ランチは売り切れたという。
いったい何人分を用意しているんだろう？
ひょっとして、１日２食限定のプレミアメニューなのかもしれない。

ポークのからあげ中華風あんかけ、サラダ、スープ、ライス付　８００円
コーヒーは、プラス１００円。