散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

「ワークピア横浜」ランチビュッフェ

2011年12月22日 | ☆グルめぐる横浜

今日は豪勢に食べましょうか?
貯金を下ろしに、労働金庫へ行くランチタイムの決まり言葉だ。

JAバンクが農業協同組合、つまり農業を支えている人たちの金融機関であるように、労働金庫は、労働者のための金融機関だ。
これは、戦前、戦中、戦後と、銀行が資本家・財閥のための資金調達機関として運営されていたために、恐慌や戦時・終戦による混乱に際し、市井の人々の預金をまったく保護しなかったこともあり、一方、国直営の郵便貯金は、戦時貯蓄や戦時債権といったものに貯金を半ば強制し、挙げ句の果て敗戦とともに紙クズにし、新円切り替えでは、そのいずれもが窓口を閉ざし、旧紙幣の交換に応じなかった。
つまり、預金をしていても、タンス貯金で隠していても、すべてご破算となった。
戦地で死と向き合った父は「国体(天皇)は守っても、最後まで国民を虐げる国だと痛感した」という。

その教訓として、自分たちの資産は自分たちでつくった金融機関で守ろうという機運が起こるのは当然のことだった。
労働運動もただ単にイデオロギーから多くの大衆の支持を得たのではなく、生活の向上をめざし、労働環境を経営者・資本家だけが決定権を持つ仕組みを変えようとしたことが団結へと導いた。
経営者による減給や解雇などの強硬策に、ストなどで対抗する以上、生活費に窮することは闘争継続に支障が生ずる・・・生活資金の融資にあたったのが労働金庫だ。
銀行が営利を目的とする株式会社であるのに対し、労働金庫は協同組織の福祉金融機関であり、戦後の度重なる災害にあたっては、働く者の生活を支えた。

まぁ、堅い話はこのくらいにして、山下町の中央労働金庫横浜支店・ワークピア横浜の地下1階にレストランがある。
一見、社員食堂かな?と思われがちだが、だれでも利用できる。
ランチビュッフェ、950円。
内容は、最近、テーブルの配置も新たに、料理の内容もグレードアップしてきたような気がするし、美味い。

メインの料理は、ほぼ4種類。


デザートも美味しい。


厨房から出しやすい、真ん中あたりのテーブルに料理が並ぶ。


入口には、テイクアウト用自家製パンが並ぶ。
買うと、コーヒーか紅茶が無料で飲める。


値段も手頃で、美味そうなデニッシュやパイ系のパンも並んでいる。


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1か月前に行ったときは、春巻や餃子、ウィンナー入り野菜炒め、ミートボールクリーム煮など、ちょっと学食風のメニューだった。


デザートは、杏仁豆腐はもちろん、ヨーグルトバナナ、プリンパンほか。


縦長に並べられた料理テーブル。


WEBでワークピア横浜を調べてみると、どこをクリックしてもレストランの案内がない。
地下1階は、ウェディングチャペルだという。
よく見ると、似ている。
とすると、チャペルで食事をしている訳で、どうせなら、チーフは神父、ウェートレスは尼僧の格好をしていると面白いのになぁ・・・萌!


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