遠望・富士山2021.08.06（インディアナポリス）

今日の空は、あの日と同じような空だったんでしょうか？
８時15分に歩いて空を見上げると、さまざまな形をした雲が流れていきます。

76年前のこのとき、広島に原子爆弾が投下されました。
８月になると戦争にまつわる番組が増えます。
GyaO！で無料配信されている映画の中で、アメリカの重巡洋艦インディアナポリスの登場するものがありました。

１つは、ニコラス・ケイジ主演の「パシフィック・ウォー（ここをクリック！）」。
もう１つは、森雅之主演の日活映画「人間魚雷出撃す（ここをクリック！）」です。
1945年７月30日、テニアンからレイテに向かうインディアナポリスは、日本の伊号潜水艦から射出された魚雷により轟沈しました。


巡洋艦は、航続距離と速度を持つ、対艦、対空の戦闘艦船で、対潜能力に欠けるため、駆逐艦の護衛が必要とされていましたが、インディアナポリスは単独で護衛も付けずに航行していました。
これはマンハッタン計画の遂行にあたり、２つの物資をテニアン島にある航空基地に運ぶという極秘任務を受けていたからで、任務完了後はレイテに向かうという指示は受けていたものの、それ自体も極秘だったため、被害は甚大なものとなりました。

物資の１つは、重爆撃機Ｂ２９・エノラゲイ号に搭載されて、テニアン飛行場を飛び立ちます。
戦争の持つ、非人間性や理不尽さが描かれていますので、ぜひご覧ください。
菅総理が追悼文を読み飛ばしたことがニュースになっていますが、読み原稿は読み飛ばすことの無いように作成されているものなので、熱中症で倒れない限り、無意識ではなく意識しての行為だと思います。