夜の「酔楼」

職場で旅行とか宴会が、若者受けしない時代になってしまいました。

とメタ坊は思っていたのですが、
今いる勤め先では、若手20代２人が幹事で、
ついこの前、忘年会を開いたと思っていたら、今回は新年会だといいます。
それも横浜中華街で開催するとのこと。

メタ坊が若かりし頃なら、日ごろ付き合うグループがいくつもあって、
それぞれが四六時中、宴会を開いていましたから、
年末年始は、3日と空けずに飲み会があったものです。
それだけに、みなよく利用する横浜中華街で、
職場の宴会を設定すると大ブーイングを受けました。

職場の宴会が成り立たないのは、
昔は、参加が必須だったのに対し、
今は、参加を無理強いするとパワハラ、セクハラになるので、
若者や女性が参加を平気で拒否できる世の中になったからでしょう。

さて「酔楼」
【2時間飲み放題付】わいわい食べ放題＆飲み放題コース〈全116品〉2,950円（税抜）
のラインナップ８人前の登場です。

前菜：１、バンバンジー・２、クラゲ・３、牛モツのネギ和え


４、海老のチリソース


５、黒酢スブタ


６、フカヒレ入りスープ


７、ショウロンポウ


８、白身魚の磯辺揚げ


幹事からコース内容を知らされていなかったので、
ずいぶん、値切った料理内容が続き、
そろそろチャーハン、デザートで終了かなと思っていたら・・・

９、フカヒレ餃子


10、海老とイカ塩炒め


11、鶏肉とカシューナッツ炒め


12、海老餃子


13、マーボー豆腐


14、季節野菜の炒め


15、五目チャーハン


16、自家製杏仁豆腐（一人前）


そして、飲み放題メニュー。


３階の宴会場


１階のテーブル席


（外観）


メニュー内容は、ブログにのせるためにインターネットで調べました。
フルコース16品に、全100品の食べ放題とありましたが、
飲み放題の２時間に合わせて料理が提供されたため、
まさか食べ放題だったとは誰も気づきません。
飲み放題も店員が奥の方に待機しているので、わざわざ呼び出します。
そのうえ、メモをとらないので、３人分しか覚えられないと、行ったり来たり。
飲み放題付の2,950円（税抜）ですから、それなりの対応策なのでしょう。

ところで、インターネットで調べる際、
「酔楼」を間違えて「酔龍」で検索していました。
念のため、地図で確認すると、検索誤りに気づいたのですが、
驚いたことに、コース内容がまったく同じものでした。
店名に「酔」が付くので、同系列なのかもしれません。

中華街ランチ探偵団「酔華」さんのブログ（ここをクリック）に、
ときどき、看板イメージが同じ、メニュー写真が同じ・・・と、
指摘されている店があります。
特に最近は、いずこも同じ「食べ放題」の店ばかり。
ひょっとして、牛丼屋に例えると、
すき家、松屋、吉野家、なか卯
それぞれが、しのぎをけずっていると思っていたら、
場所、店構え、屋号が違うだけだったということ。
実は、大資本が、土地を買い、建物をつくり、調度を揃え、
調理器具、食器や食材まで一括納入、メニューまで同じ。
従業員は店長まで雇われ人で、
売り上げだけはしのぎをけずっているのではないでしょうか。

そういえば、食べ放題 1,680円の看板を持って客引きしている人から、
「1,280円で料理を楽しめますよ」と、声をかけられました。
グループ内では協定料金があるものの、
背に腹は変えられず、客をひいているのでしょうか？

バブルのときに、山手の土地建物を不動産企業が買いあさり、
住民がいないので、夜、灯りのともらない家が多いと聞きます。

それと同様、
中国経済がバブルを経て破たんした時、
横浜中華街はシャッター通りになってしまうかもしれません。

本来、
都市経営として、企業誘致・雇用確保のために、
道路、電気、水道や用地などの基盤整備や交通整備を維持発展させなければなりません。
今、
横浜は、トリエンナーレ、音祭り、ダンスダンスダンス・・・と
芸術スポーツ行事に税金を投入していて、
車線を示すラインの消えた道路はヒビが目立ち、
地下鉄にいたっては、駅舎が古びてボロボロです。
バスはドル箱路線を民間会社バラバラに譲渡してしまったので、
観光都市を標榜しながらも、共通の一日乗車券がありません。
カジノをつくると聞きました。
10年後、20年・・・100年後の横浜は、どんな都市なのかなぁ？