どうした家電メーカーたち。

経営再建中のシャープが、資本金を現在の１２００億円強から１億円に減らす事を発表。
「資本金を使って借金返そう！節税にもなるし～」なんて甘い発送からきているのでしょうか、事実上の中小企業へと転落した格好になります。問題は大幅減資での信用失墜（企業イメージの悪化）ということですよね～。結果、本日は大暴落となっています。もう行くところまで行ったって感じでしょうか・・・

つられてではないでしょうが、東芝も大暴落しております。ここは複数のインフラ工事の会計処理に不適切な点があり第三者委員会を設置して調査すると発表し、尚且つ業績予想を取り消すとともに期末は無配です。詳しくは今後の発表を待ちますが中身が悪質な「粉飾決算」ということになれば最悪上場廃止も心配しなければならず、株主にとっては大問題ですね。（こちらも大変・・・）

先日（５月１日）には富士通が（大幅下方修正から）ストップ安となっていますが、戦後日本をリードしてきた家電（電気）メーカーの堕落振りはひどいもんですね。一昔前までは松下（パナソニック）、東芝、シャープ、日立、などは白物家電中心にテレビコマーシャルで毎日のように露出していました。（ＮＥＣや富士通は少し別路線ですが・・・）　今では「日本の電化製品は世界一の品質」という言葉も危うくなりつつある状況です。いずれにせよ家電メーカーには頑張ってもらいたいですね～。何と言ってもメイドインジャパンですから・・・
最近は中国工場でなのでジャパンではないって？・・・^_^;その通り～

さて、今日の相場は・・・
日経平均は２４１円高と大幅続伸です。これで１万９６００円台を回復しました。決算で相当悪かったところは別として、おおかた全面高となったみたいですね。個別では先日の大幅赤字転落でストップ安となったベネッセホールディングスに注目しています。果して今の価格が割安か割高なのか・・・
先日の決算内容は肝心の国内教育事業で５.８％落としています。しかしながら介護事業の売上と海外事業は伸びていますので時間をかけて回復するようなイメージでしょうか。ただ、海外展開は円安による為替効果が織り込まれており、こればかりは外部環境に大きく左右されそうですので未知です。今期の同社の予想は売上こそ微減ですが利益面でかなり低い数字を出しました。やはり「失った信用を取り戻すのは大変」という事ですね
ここを買うか買わないかは決めてませんが・・・ん～、微妙かな^^;


＜保有銘柄＞
ゲオ
カプコン
ザインエレクトロニクス
ザッパラス
ニコン　
川崎化成工業
コムチュア
古河電気工業
エニグモ