南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

学校でも木登りは、授業の一環?

2007年09月05日 | ミクロネシアの小学校
今日も子どもは給食を食べて家に帰り、午後から明日の準備に取りかかっていると、外から煙がどんどん部屋中に入って、たちまち煙でいっぱい。

理由は、小学8年生(ポンペイの小学は8年制です。つまり日本の中学2年生)が、学校の裏庭の掃除を午後から授業の一環としてしていて、枯れ草を集めてたき火を始めたため。

急いで窓を閉めて、外に出てみると、8年生で一番元気で茶目っ気のあるディンがココナッツの木に登って、ナイフでどんどんココナッツの実を切っていました。

ポンペイの男の子であれば、できなければ困ること。それはココナッツの木登り。

これができなくては、家の手伝いもろくにできないし、かなり恥ずかしいかも?

たぶん木登りは、学校の手伝いの一環ではなく、暑くなったので、仲間とココナッツの実の中のジュースを飲もうということになって、気の良い彼が取りに行ったのだと思います。

僕の学校の昼からの授業は、毎週と言っても過言でないくらい、何年生かが学校の掃除をしています。先生達もこういう草刈りなどの仕事が大好き。たぶん授業より。

学校を綺麗にすること、こういう労働は非常に良いことなのですが、問題はイクラ綺麗にしても、その終わったときからゴミを綺麗にした場所に捨ててしまうこと。

掃除をする意味や綺麗さを保つ大切さを伝えなければ、掃除だけを子どもにさせても、浜辺に砂山を築くようなものだと思うのですが。

子ども達も暑い中、文句一つ言わずに草を刈ったり、ゴミを拾ったり(自分が捨てたゴミですが)するのは、偉いなあと思います。
日本なら「なんでそんなことしないといけないんだよ。こんな暑いのに・・・」って愚痴が聞こえてきそうですが。

愚痴を言っているのかもしれませんが、僕がその現地を聞き取れていないのかもしれないですが。

8年生ありがとう。学校が取っても綺麗なりました。そして幼稚園の部屋が煙りだらけになって、体中に煙の臭いが染みついてくれました。

本当にここの子どもの従順さ、素直さには驚かされます。
きっと、緑いっぱい、明るい太陽いっぱいの島の気候が子どもをそんな素直な心にさせているのでしょうか?

写真のココナッツの木の中に子どもがいるのが分かりますか?

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (みのり)
2007-09-05 22:21:53
写真に写ってますか?? え”~? 分かんないデス  ポンペイの子ってスゴイですね 日本の子だったら絶対イヤがってるのに・・・。
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Unknown (hiro)
2007-09-06 04:58:42
ポンペイで木登りは、男の子の必修科目です。
できないと困りますよ。日本では嫌がると言うより、できない子が殆どだと思うけど。
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