明日はヒロシマの原爆の日である。毎年この時期になると戦争を知らない世代のこの俺でさえ、戦争がイヤになる。
# イラク戦争やアフガン戦争のような侵略戦争は勿論、湾岸戦争のような防衛戦争でさえも
しかし、国会では憲法に「自衛軍」を明記しようという動きが止まらない。別に「自衛隊」を廃止したほうが良いといっているのではない。「軍」ではなく「隊」であることが、他の軍事国家(米、英、仏、露、中など)のような道を歩まないで済んでいる、いわば歯止めになっていると思うのだが、誰もそうは思わないのだろうか。
ふとテレビを眺めると、あの『ドラえもん』でさえも第二次世界大戦に絡むエピソードを放映していた。ドラえもんとのび太が昭和20年(1945年)に行き、子供の頃のパパに出会うのであるが、あれれ?のび太は小学生の設定で、出会ったパパものび太と同い年くらい。つまり、もし今(2005年に)のび太が10歳ならパパは70歳。でも、そんな訳ないよな。
Wikipediaによれば
のび太 の誕生日は1964年8月7日(つまり舞台は1970年代)ということなので、パパが戦時中に小学生でも何の不思議もない。流石に声優陣をリフレッシュしても、エピソードをガラっと変える訳にはいかないようだ。
さて、話を本題に戻そう。自衛隊の英語名であるSelf-Defense Forcesはどこをどう訳しても「自衛軍」でしかないことは分かっているし、海外では自衛隊を「日本国軍」として認識している筈だし、自衛隊の実態はただの軍隊であることも認める。しかし、「軍」を名乗らず「隊」でいるままでも専守防衛する上での障害は何もないというのに、どうして「隊」を捨てて「軍」にしなければならないのだろうか。俺にはさっぱりわからない。
# 自衛隊の英語名をSelf-Defense Partiesにしなかった時点で負けなのかな
俺は日本に軍事国家何ぞになって欲しくはないので、仮にうちの選挙区から「自衛軍をつくりたい奴」何ぞが立候補しても、そいつにだけは投票してあげないよ。