私は、加藤和彦氏作り出す音楽のファンではなかったので、彼の自殺には、判然言って、何の驚きも無かったが。しかし、マスコミ報道で一寸出た彼の遺書の内容には、考えさせられた。
加藤和彦氏は、遺書の中で、音楽CDが売れなくなった今の世の中は、音楽を必要としている様には思えない・・・もう、こんな世の中で、生きていたくないと訴えているそうだが、それは、何だか、私には、筋違いな訴えのように思われた。
生涯流行児で終わった芸術家は、余り多くはいないと思うのだが。加藤和彦氏は、世間的には成功した音楽家で有ったのだから、自分が作り出す音楽が世の中に受け入れられなくなった事を、世の中が悪いと愚痴って自殺するより、自分の才能は、もう枯れてしまった、だから生きていたくないと、遺書に書いて自殺した方が潔かったような気がする。
気鬱を患っていたと漏れ聞く。幕退きの選択を掛け違えたのであろう・・・
加藤和彦氏のご冥福を祈りたい。
『 晩秋 長い散歩の わだかまり 』
『 屈託の 有りし夕べの 秋の声 』 石 兎
加藤和彦氏は、遺書の中で、音楽CDが売れなくなった今の世の中は、音楽を必要としている様には思えない・・・もう、こんな世の中で、生きていたくないと訴えているそうだが、それは、何だか、私には、筋違いな訴えのように思われた。
生涯流行児で終わった芸術家は、余り多くはいないと思うのだが。加藤和彦氏は、世間的には成功した音楽家で有ったのだから、自分が作り出す音楽が世の中に受け入れられなくなった事を、世の中が悪いと愚痴って自殺するより、自分の才能は、もう枯れてしまった、だから生きていたくないと、遺書に書いて自殺した方が潔かったような気がする。
気鬱を患っていたと漏れ聞く。幕退きの選択を掛け違えたのであろう・・・
加藤和彦氏のご冥福を祈りたい。
『 晩秋 長い散歩の わだかまり 』
『 屈託の 有りし夕べの 秋の声 』 石 兎