石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

恋心・・・

2011-05-02 03:31:38 | 日記

  嘆き節を聞いた・・・

 運動公園の正面スタンドの下で、私から、一寸離れていたところに座っていた大学生らしき二人組の会話だ。

「比嘉、お前、江田春美知っているか」

「ああ、知っているよ」

「俺、日曜日に街で、男と一緒に歩いていた江田春美に会ったんだよ」

「江田の奴、男がいるのか」

「ああ、春美の奴、男がいるんだよ」

「ははは、ショックだったか」

「ああ、ショックだったよ。春美の奴、俺と目が合った途端に、男の腕にしがみついたんだぜ」

「そりゃあ、山田、お前の気持ちは、江田の奴に見透かされていたんだぜ」

「ああ、悔しかったよ」

「はははは、諦めろ、諦めろ。江田の奴より、綺麗な女の子は沢山いるぜ」

「しかし、何も、見せ付ける事はないだろう」

「ふふふ、山田お前の負けだよ」

「ああ・・・・・」

 

           懐 か し き 恋 を 思 っ て

      『  過ぎ去った  日々の彼方に  君が居て

                   花のかんばせ  変わる事無し」           石     兎

 


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