大声を出す男に付いて。
その男は、私が、略毎夕利用している陸上競技場の常連のランナーなのだが。年の頃は、40代前半位で、頭髪の薄くなり掛けている小柄な男で、何時でも躁状態なのか空元気なのか、ランナー仲間と話をする時の大音声には、何事が起きたのかと、驚かされる。
何だろう。注目を浴びたいのか。いや、そういう感じでもないが。
兎に角、その男は、行き成り爆発音のような大声を出す。
『 花火する 子供ら騒ぐ 路地の宵 』 石 兎
一走りを終え、何時ものように、スタンド下で珈琲を飲んでいたら、周囲にいる人達の会話が耳に入って来た。
それは、明日の結婚式の心配をする人達の会話であった。(いや、いや、それは大変だな。式を延期にしたら、2回分の料金を払うのかな。それとも、式場側が、台風に成ったら式は出来ないと言うのかな)と私が考えていると、
「台風が来ても、式を強行したらいいよ。それも楽しいさ~(これぞTVの中で描かれている沖縄県人!)」と誰かの無責任な声。(いや、いや、台風の日に結婚かよ。いくらなんでも、それは無いよ)と私は、思った。
結婚式はどうなったんだろう・・・気に成る。台風15号は、スーパーでさえ閉まっていたのだから。家の呑気者の家人は、台風の日曜日のこのこスーパーに出かけ、開いてないと愚痴っていた。(閉まるだろ~70メートルの風だって気象台が注意してたじゃないか・・・)
『 天涯や 台風一過 澄み渡る 』 石 兎
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