見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

秋の味覚、自然の恵み

2011年09月15日 | 日々つれづれ
 まだまだ日中は暑いですが、朝晩はずいぶんと秋めいてきました。
学園は今日9月15日と22日は「秋のオープンスクール」を開催しています。
今回は在校生と一緒に授業を受けてもらい、学園の日常を少しでも多く
知ってもらうのが目的です。終了時にどんな感想が聞けるか楽しみです。

 さて、前置きが長くなりましたが、8月31日に専攻科の職場実習として
小林農園で「巨峰の収穫実習」を行いました。
 これは、7月に実施した袋掛け実習
今年も始まりましたぶどうの袋掛け実習
と連動させたもので、学園父母、関係者に協力をえて巨峰の注文を取り、
その分を実習として収穫するというものです。

 今年は天候不順などがあり、実りが心配されました。少々小粒の房もありましたが、甘さは十分でした。また、この巨峰を楽しみにしてくださる方も年々増え、
今年も多くの注文をいただき、うれしい悲鳴の中、専攻科はもちろん、配送担当の
親の方たちも多く来ていただき、作業を行いました。

 作業前に社長さんから
「みなさんが一生懸命かけてくれた袋のおかげで、おいしい巨峰になりました。
最後まで丁寧に作業をして、おいしい巨峰を届けてください」というお言葉と
作業の指示をしていただき、作業スタート。

まずは箱の組み立て


収穫グループ。袋の中をのぞいて、おいしそうな実がなっているのを
見るとテンションが上がります。


袋をはがし、房をきれいにします。


連携プレーでどんどんと箱詰めされていきます。


 専攻科実習ではぶどう農園の仕事のほんの一部分を担当させてもらって
いますが、汗水たらして作業したことで生徒たちも商品にとても愛着を
もって作業することができました。しかし、どんなに手塩をかけて育てても
最終的な実りは自然に左右されます。今年は受粉時に気温が上がらなかったことで
房のなりが悪く、とても心配しました。しかし、その後お天気も安定し、
今年も無事に収穫でき、みなさんに食べていただけたことはとてもうれしかったです。
 
 今回の実習で学んだことを、これからの専攻科生の進路探しに活かしていってもらい
たいです。


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