歓喜団という唐菓子です
おかず友達の1人が
古典を学んでいます
「京都に行ってきたから・・」 と
私にとっては初めての
高級唐菓子をいただきました
栞には
「奈良時代遣唐使により仏教とともに伝えられ
密教のお供え物であった」
「七種の香を入れて包み
八葉の蓮華は八つの結び目で表し
金袋は煮えたぎったごま油で揚げた」
とありました
今に伝える さすが京都のお菓子です
中身は当時は栗、柿、杏だった由ですが
今は こしあん、高貴な香りが仄かに匂う
珍しいお菓子です
「皮は硬いから気をつけてね」と言われたとおり
本当に硬い、木槌で割っていただきました
高貴な香りは口の中に広がって
「やっぱりこれは貴族のお菓子
お茶は勿論 高級中国茶かなあ」
「これ、こんなに硬く揚げてあると
平安時代でも日持ちするよねえ」
老女 二人の会話です