徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」

直線加速器メンテナンスのため別病院で放射線照射(がん闘病記22)

2018年02月02日 | 健康

今日は通院中の聖マリア病院の直線加速器がメンテナンス中のため、姉妹病院である福音教会系森の病院(Das Evangelische Waldkrankenhaus)の放射線科に照射を受けに行きました。渋滞と道に迷ったのとで30分ちょっとかかりました。あいにくの雨で駐車場から病院の建物に入る間に結構濡れてしまいました。(傘を使えばよかったのでしょうけど)。

放射線科の建物は無愛想なグレーの箱のようで、終末医療のホスピスと姑息的治療(緩和治療を主眼とする)センターの近くという位置づけで、あまりいい気はしなかったのですが、放射線科の中に入ってみるとなかなかいい待合室が待ち受けていました。

海水魚の大きな水槽と


ちょっと和風の中庭がいい感じでした。

結構混んでいて、予約時間から20分くらい遅れて呼ばれました。

ここの直線加速器はちょっと古いモデルだそうで、聖マリア病院の機械よりも大型でした。照射時間もいつもよりかかりました。おまけに機械の回転中に出るノイズが癇に障るほどうるさく、またじっと見つめていなければならない天井には空の写真がなく、灰色がかった退屈な天井でした。待合室がいい感じでも、ここの放射線科には2度とお世話になりたくないですね。特にノイズが負担に感じました。

終わった時に外は土砂降りになっていたので、病院のカフェテリアで朝食をとって一息入れることにしました。そろそろランチタイムが始まろうかという時間でしたけど、私たちは朝何も食べずに出てきたので。

お腹も一杯になり、紅茶で体もあったまり、カフェテリアを出るころには小雨になってました。

駐車料金は聖マリア病院の駐車場よりも高くて、1時間1.50€、2時間分3€払う羽目に。繁華街から遠い丘の上の森に隣接する病院だから、駐車する人は病院に用のある人だけだと思うのだけど、随分ぼったくってると思うのは私だけでしょうか。街中の病院だったら、病院に用のない人でも駐車してしまうことがあるだろうから、それなりの料金設定をするのは理解できるのですが。

閑話休題

夕方に昔の同僚から久々に電話があって半時間ほどお話ししました。彼とはFBで一応繋がっていたとはいえ、「いいね」もコメントもなかったので、まさか彼が私の投稿を読んでるとは思わなかったのですが、実は黙ってフォローしてたようです。彼も実は胃癌で1年間休職していて、昨年の10月にようやくフルタイム復職したとのことでした。そのことはごく親しい友人以外には内緒にしていたとのことですが(だから同僚以上友人未満である私は知らなかった)、私のFBの投稿を見てて話したいと思ったようです。胃を全摘したそうですから、日常生活に対する影響は私の子宮がんなどとは比べものにならないくらい大変ですね。30kg痩せたそうで、痩せ方も半端じゃありませんね。彼はものすごくグルメで、以前はたまにプライベートで一緒に食事しに行くことがありましたけど。なんでもボンとその近郊の星付きレストランはほぼ制覇したそうですから、もしかして胃癌は外食のし過ぎが原因の一端でもあるのかなと思いました。彼の治療は、化学療法→手術→リハビリ→化学療法だったそうです。がんの治療は必ずしも摘出手術から始まるわけではないのですね。

さて、私の放射線照射も残すところ後11回。ちょっとした消化不良くらいで済みますように!

がん闘病記23


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化学療法終了…その後は(がん闘病記16)

放射線腫瘍医との面談(がん闘病記17)

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放射線照射第一回(がん闘病記19)

放射線治療の経過(がん闘病記20)

放射線治療半分終了~副作用キター!(がん闘病記21)

書評:Kelly A. Turner著、『9 Wege in ein krebsfreies Leben(がんが自然に治る生き方)』(Irisiana)