![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/24/e7d2781a220016e9edb9dc3bcd4b1677.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/24/e7d2781a220016e9edb9dc3bcd4b1677.jpg)
今日は今年初めての定期検診でがん専門クリニックに行ってきました。今回は超音波検査でしたが、異常なしでした。
また胆石が問題を起こしてないか聞かれましたが、これが発見されて以降1年半、全くそれっぽい症状が出たことはありません。おなかの調子が悪くなったら胆石が原因の可能性もあるので、気を付けるように担当の教授先生に言われました。
血液検査も問題なしでした。採決は左腕からで、注射針の刺し直しとかなく、一発で成功しました。血が出て来るのにちょっとタイムラグがありましたけど。でもうまく機能しないCVポートよりずっとましです。担当の人がポートを取ったことを喜んでました。
次の検診は6月。
早く3か月ごとの検診というサイクルが終わらないかなと願わずにはいられません。多分治療終了後2年経過すれば、6か月ごとの検診に切り替わり、3年経過以降は1年1回になると思うのですが。今年いっぱいは諦めるしかないですね。
12月に主治医のところへ行ったついでに、お腹の調子が悪いこと(左側の下腹部の痛み)を相談し、なにか心配しなければいけないことなのか聞いてみると、取り敢えず血液検査をして見ることになり、その結果、軽い炎症があることが分かり、「憩室炎」の可能性があるので、消化のいいものを食べて水分を多くとることと消化器内科で大腸カメラの検査をやってもらうことを勧められ、紹介状をもらいました。年内に消化器内科の予約は取れないだろうと思っていたのですが、12月21日の早朝にキャンセルが出たために空きがあり、急遽事前面談へ。7時15分という普段ならせいぜい起き出すくらいの時間ですよ。
その事前面談で一通りの説明を受け、検査の日時を決めました。その検査が今日、1月8日、13:30だったわけです。FBの友達などに聞いたところによると、ドイツのやり方は日本とはだいぶ違うようです。
検査の準備は事前面談の時に説明を受けた指示書に従ってすべて自宅で行います。その指示は以下の通りでした。
検査5日前からサラダやコーンなどの食物繊維の多いものを避け、ジャガイモ・麺・米・パンなどの炭水化物や肉を中心に食べるようにする。
検査前日。軽い朝食。昼はコンソメスープなど具のない透明なスープのみ。以降絶食。18時に下剤「Moviprep」を水1ℓに溶かして服用。それとは別に1ℓ水分をとる。
検査当日。検査5時間前(朝8:30)にもう一度下剤「Moviprep」を服用し、それとは別に1ℓ水分をとる。
朝食にお茶やコーヒーは飲んでいい。水分摂取は検査3時間前までで、それ以降は水分も摂ってはいけない。
排泄物が黄色っぽい透明な液体であり、固形物が一切ない状態であることを確認する。そうでない場合は予約時間の30分前にクリニックに来院し、相応の措置をとる。
普段野菜や果物を大量に食べる私には検査の5日前から苦行でした。検査前日からの絶食も辛かったですが、それよりも下剤による腹痛の方が辛かったですね。
こうして時間通りに(13:30ちょっと前)クリニックに行くと、ほとんど待つことなく検査室へ連れていかれ、ズボンと下着を脱いで紙のダボっとしたパンツに履き替え、診察台に寝かされ、血圧計を装着され、後はドクターが来るのを待つばかりとなったのですが、ドクターはなかなか来なくて、看護師さんと世間話をして待ちました。
ドクターが来てから左を下に、彼の方にお尻を向けて横になり、眠剤を打たれました。寝ていたので検査の様子などは当然全く分かりませんでした。眠剤を打たない選択肢もありましたが、検査が不快であると聞いていたので寝る方を選択しました。
目覚めてから看護師さんに休憩室に連れていかれ、回復したら受付に来るように言われました。時計を見ると14:15になっていました。
着替えて受付のところに行くとしばらく待合室で待っているように言われ、数分間待機。
その後ドクターと所見について話しました。結論を言うと憩室炎(Divertikulitis)ではありませんでした。憩室(Divertikel)も一つもできていないとのことで、12月にあった炎症は感染症か何かだろうとのことでした。腸はまったくクリーンで、2mm程度のポリープを1つ取り除いたとのことです。
14:30にはクリニックを出て、ダンナに迎えに来てもらって、パンを買って帰宅しました。帰宅後まずはスープでお腹を温めてからパンを食べ、久々のセロリをかじり、続いてケーキを食べ、コーヒーを飲んで、欲しいものを飲み食いできる幸せを噛み締めました(笑)
「お腹が空いた~」「お腹痛~い」と大騒ぎした大腸カメラ体験でしたが、「何もない」ことが分かってよかったです。
抗がん剤治療の終了から11月末で1年経ち、CTや超音波検査で再発の気配が見えないため、がん専門医と相談の上、抗がん剤治療のために埋め込んだCVポートを除去することになりました。CVポートの埋め込み手術を受けたマルテーザー病院で除去することに決め、手術日は12月6日と割ととんとん拍子に決まりました。朝7時半に病院の外科ステーションに来るように言われていたので、普段そんなに早起きしない私は結構苦労して時間通りに行ったのですが、看護師さんたちは患者さんたちを次から次へと手術階に運ぶことに忙しく、30分以上待たされました。それなら最初から8時と言ってくれてもよかったのに。。。という不満はさておき、8時過ぎに前掛けを大きくしたような病院服と手術中に着用する下着を渡され、名前と生年月日とバーコードが印刷された腕輪をつけられて病室に案内され、着替えを済まして8時20分くらいに手術階に運ばれました。
受付から手術階に運ばれるまではあっという間でしたが、そこから実際に手術室に入るまでかなり待たされました。通常であればこの待ち時間中に麻酔医が来て血圧計を装着したり、麻酔の準備をしたりするのですが、今回は局部麻酔で手術を受けることになっていたため、そういう準備もなく9時過ぎまで手術控室に転がされたまま放置されてました。9時20分頃にようやく執刀医が顔を出し、看護師さんたちが私を手術室に運んで、消毒などの準備を行い、患部を除いた全身にブルーシートを覆いかぶせ、私の視界が遮られたところで局部麻酔開始。ブルーシート越しの対話という奇妙な体験をさせてもらいました。「対話」と言っても私の方は痛みがあったら「痛い」と言うだけで、主に執刀医が次に何をするか(「麻酔の針を刺しますよ。ちくっとしますよ」とか、「電気メス使うので、変な音と臭いがしますよ」とか)を宣言するという感じなのですが。まあ、基本的には歯医者で抜歯や歯根治療を受けるのと大して変わりません。
執刀医が「ポートがちょっと深い位置にあって、細胞組織に結構取り込まれてるので手間がかかるけど、もうすぐ終わるから大丈夫だよ」などと状況説明をしてくれ、私が心配しないように気遣ってくれていたのは良かったですね。そんな中で、手術室の外から「まだかかる?」なんて聞いてくる人がいて、執刀医が「いや、いま縫合してるから、もうすぐ」なんて答えてて、なんか随分と緊張感がない印象を受けました。まあ、CVポートの取出しは埋め込みよりもずっと簡単な手術だからというのもあるのでしょうけど。手術台のブレーキがどこにあるか分からないような新米の看護師さんも配属されていましたし(笑)
そして手術が終わって病室に戻されたら、10時になってました。
こんな(下の写真)ドレーンをつけられてました。
病室には、朝食パッケージが用意されてて、それ食べてちょっと待ってろということだったんでしょうけど、なんか食欲のわくようなものでは…(笑)
朝から何も食べてなかったので、ひと心地着いてからサンドイッチとリンゴジュースは頂きました。
11時半くらいに執刀医が様子を見に来て、退院許可が出たので、治療報告書や就労不能証明書を外科ステーションの受付で受け取って、旦那に迎えに来てもらい、12時ちょっと前に退院することができました。ドレーンをつけたまま帰宅というのがちょっとショックではありましたが。
このドレーンを取ってもらうために翌朝8時15分に「選択的外来(Elektiv-Ambulanz)」に来るように言われ、あーまた朝早いのやだなーと思いつつ帰宅しました。
寝てる間にドレーンにくっついている廃液バッグが取れたり潰れたりしないかちょっと心配だったのですが、そういう問題もなく、普通に廃液が溜まってました。
それで時間通りに指定された場所へ行き、ほとんど待つことなく診察室へ通されたのは良かったものの、執刀医が急な手術で来られず、代理の先生が来るまで結構待たされました。30分くらい待ってようやく代理の先生が来て、軽く診察し、あっという間にドレーンを抜き取り、今後の指示を出して終了。その間10分くらいだったでしょうか。2週間はお風呂やサウナ禁止、というのは予想してましたけど、実際にそう宣言されるとやはりいやな気分になるものですね。
でもこれで体内の異物が取れたことはよかったです。もう二度と必要にならないことを願います。
去年子宮体がん・卵巣がんになっただけでは飽き足らず、このたび「リウマチ性関節炎(Rheumatoide Arthritis)」の診断を受けました
正確にいつ発症したのか分かりません。夏に腕や肩が痛くなってたまらず整形外科にかかり、レントゲン検査で肩に異常がないことが確認されて、抗炎症剤を注射してもらって症状が落ち着いたということがありましたが、これがリウマチ性関節炎と関係があったのかどうかは不明です。
ただ、8月末に整形外科に行った時に左の人差し指に痛みがあって曲げられないという症状が出ていたので、これは整形外科の先生に言いそびれてしまったのですが、今考えればリウマチ性関節炎の症状の一つなのは確かですから、やはり発症は8月下旬なんでしょう。
そのうち手首が痛くなり、さらに左手の中指が痛くなり、とだんだん痛む部分が増えて行って、仕事柄タイピングすることが多く、腕を酷使していることによる腱鞘炎のようなものではないかと思っていて、休暇でスペイン旅行に行って仕事をしなければよくなるのではないかという希望をもっていました。
ところが、スペイン旅行の2日前に膝が痛み出し、それでもキャンセル料払うのが嫌で旅行に行ったのですが、どんどんひどくなる始末で…
左手は中指の腫れが目立つようになり、薬指も腫れ始めました。下は9月27日撮影。
右手は指は何ともなくて、手首が痛み、ペンを持ってサインしたり、ナイフで食べ物を切るということが困難になってました。
膝の痛みもひどくなって、階段の上り下り、特に下りるのが痛くてできなくなりました。この時点で、自分に何が起こっているのかさっぱり分からず、ちょっとパニックになっていました。Facebookに投稿したところ、FB友の医師が「リウマチ性関節炎ではないか」と指摘していましたが、結局その方が正しかったというわけです。
旅行から帰ってすぐに主治医のところに行き、いくつか原因が考えられるので、取り敢えず血液検査をすることになりました。取り敢えず痛みを抑えるために「Diclo KD® 75 akut」という鎮痛効果のある抗炎症剤を処方してもらいました。Dicloの自己負担額は8€。
10月8日に血液結果が出たとたんに、すぐにリウマチ専門医へ行くように言われ、予約まで入れてくれました。その結果というのが、アンチCCPという値で異常があり、正常値が<17 なのに、9592出てました。この値はリウマチ性関節炎に特有のものらしく、一般的なリウマチ因子の値よりも正確に「リウマチ性関節炎」を特定できるらしいですね。そこであまりにも極端な値が出たので、「緊急性が高い」と判断され、リウマチ専門医の予約も翌日に取れたんでしょう。
そういうわけで翌日、10月9日にリウマチ専門医のところへ行き、またしても血液検査を受け、超音波検査と触診の結果、「リウマチ性関節炎」の診断が確定しました。そして手足と肺のレントゲンを撮ってもらってくるように言われました。この、一か所で済ませられないシステムどうにかならないですかね?
それはともかく、取り敢えず抗炎症剤であるコーチゾン系「Prednisolon(20㎎)」、ビタミンD の「Dekristol® 20 000」、それからDicloを併用する場合に胃を保護するための薬「Pantoprazol」を処方されました。自己負担額はPrednisolonとビタミンDがそれぞれ5€、胃薬のPantoprazolは無料でした。
リウマチ専門医曰く、Dicloはただの鎮痛剤だそうで。とにかく最初から併用するのには抵抗があったので、Dicloをいったんやめて、Prednisolonを服用したのですが、そうすると痛みがひどくなったので、しばらくDicloを併用することにしました。2週間後にはDicloなしでも痛みがなく、大丈夫になりました。
ビタミンDは2週間に1回服用するように言われたので、これはOutlookに2週間ごとにリピートする予定を作成して管理することにしました。
さて、10月15日にボンの放射線科ネットワークのクリニックの一つでレントゲン撮影をしてもらってきました。ネットワークには7件のクリニックがありますが、レントゲン撮影をするのはそのうちの2ヶ所のみ。紹介状さえあれば、予約なしですぐにやってくれるとのことでしたが、1度目は担当者がかぜで代理が見つからなかったという理由で断られ、2度目は行った時間がちょっと遅かったため、「今日はもう一杯」と言って断られ、3度目の正直でなんとかなりました。待ち時間込みで撮影からレントゲン写真のプリントアウト(下の写真)を貰うまで40分ちょっとで済んだので、他のクリニックに比べれば速いほうですね。
結果は、「肺にも骨にも異常なし」でした。やれやれ😥
右手首はまだ可動範囲が制限されていますが、一応包丁でものを切ったりするくらいはできるようになりました。左手の指関節の腫れは完全に引きました。膝の痛みもなくなり、残るは右手首を曲げた時の痛みだけとなりました。
10月30日にレントゲン撮影の結果と、腫瘍医の最新の診断書をもって再度リウマチ専門医のところへ行きました。
新たに処方された薬は、抗リウマチ薬メトトレキサート(Methotrexate)のMetex(週1で注射)、葉酸(注射を打つ日に服用)、そして低濃度(5㎎)のPrednisolon。自己負担額はMetex 10€、Prednisolon 5€、葉酸は全額負担で3.49€。
コーチゾン系のPrednisolonは長期間服用してはいけないので、段階的に減らすようにとのことで、14日ごとに2.5㎎ずつ減らし、最終的に1日5㎎までにするというこれまた面倒な指示を出されました。仕方ないので、これもOutlookで2週間ごとに服用量、「17.5㎎」、「15㎎」、「12.5㎎」...を書いた予定を作成して管理することにしました。
週1の注射と葉酸もOutlookにリピートアポを作成しました。まあ、「週1なら毎週何曜日にはこれ」と決めてれば忘れることはないと思いますが、Prednisolonの段階的減量と2週間ごとのビタミンDもあってややこしいので全部Outlookで管理すれば間違いはなかろうと思った次第です。こうしておけば、あとはリマインダーが来るまで何も考えなくていいので楽ですね。
Metexの注射開始3~4週間後に血液検査で腎臓と肝臓の値を調べて、異常がなければそのままずっとMetexを使用することになります。その血液検査は主治医のところでやってもらえというので、これも忘れないようにOutlookに入力。私のOutlookカレンダーは医者のアポと薬の予定でいっぱいになってる気がします。
さて、この「リウマチ性関節炎」は「関節リウマチ」とも言いますが、一般的にいう「リウマチ」とは全く別物だということを自分がなってみて初めて知りました。いわゆる「リウマチ」には軟骨がすり減ることで引き起こされる関節症と、神経が走行する背骨のトンネルが狭くなることで引き起こされる神経痛が含まれるそうですが、「関節リウマチ」は加齢による磨耗現象とは関係なく、自己免疫疾患と言われています。免疫系が自分の関節を攻撃して炎症を起こし、進行すると関節が破壊され、変形して動かなくなってしまう病気です。早期に発見して適切な治療を行えば、症状をコントロールして関節破壊が進行するのを防ぐことができるとのことです。治すことはできない慢性疾患なのが残念です。
発症は多くの場合30代半ばから50代半ばで、女性に多い(男性の3倍~4倍)そうです。原因は不明ですが、遺伝的要素や、なんらかの感染症がきっかけでなることが多いようです。抗がん剤治療との関係を疑いましたが、臨床的エビデンスはないそうです。
このため、去年の8月~11月に受けた抗がん剤治療の明らかな後遺症と言えるのは歯周病だけのようですね。親知らずを含めて歯を5本も抜かれてしまいました。1本だけは歯根治療で何とか延命できましたけど。今月23日に抜歯でできた隙間をどうするか歯医者と相談する予定です。
それはともかく、リウマチ性関節炎は世界人口の約0.5~1%の人がかかっている、かなり頻度の高い疾患で、ドイツでも約80万人の患者がいるそうです。つまり宝くじに当たる確率よりもずっと高い確率でなる病気なので、抗がん剤治療を受けなくてもなっていた可能性はあるわけで、まあハズレくじをひいたとあきらめるしかないですね。なってしまった今となっては、標準治療が功をなして関節破壊を防げることを祈るしかありません。
抗がん剤治療が終了してから9か月後の2018年8月21日、がん専門医のところへ行き、いつもの血液検査を受けました。
血液値に異常なし。
その後超音波検査室に回されて検査を受けました。ここで超音波検査を受けるのは初めてのことでした。
結果は「再発・転移の気配なし」。
「胆石あるけど、痛くないの?」と聞かれたくらいです。小さい胆石があることは、去年の7月に子宮体がんの摘出手術前に撮ったCTですでに発見済みでしたが、幸い「ただあるだけ」の状態が続いています。
今回の受診ではこれだけでした。担当の医学教授は胆石の件を除いて「様子はどうか」みたいなことは全然聞いてくれませんでした。まあ、実際私も特に話すようなことはないので、たとえ聞かれたとしても「何も問題有りません」しか言うことなかったと思いますが、それでも全然聞かれないというのはなんというか、必要なやり取りを省略された感じがしないでもないですね。
閑話休題。
次は、11月にまたCT撮影が予定されています。CTはボンの放射線科ネットワークのうちの1つである「Haydnhaus(ハイドン・ハウス)」というところで撮影します。
このネットワークは正式には「Gemeinschaftspraxis für Radiologie und Nuklearmedizin(放射線医学と核医学の共同診療所)」といい、7か所の診療所が一括して予約管理を行うようになっています。このため、個別の診療所に連絡をとることができず、共同電話番号にかけて、自宅近くの診療所の予約を取ることになります。主治医などからの紹介状が必要です。
私の場合、その予約はがん専門クリニックの事務方が代行してくれます。
妙なシステムだと思います。患者にとっては一か所で済ませられない煩わしさがありますが、診療所同士が緊密な連携をすることで情報の流れが最適化され、2重検査などを回避する一方、医師チームの学際的協力によって様々な症例や疑問に対応できることがネットワークの趣旨のようです。
抗がん剤治療終了から半年後の経過観察のため、CT撮影をしてもらいに「Haydnhaus(ハイドン・ハウス)」という放射線科医院に先日6月18日に行って参りました。待ち時間、造影剤を飲む時間合わせて1時間くらいで、実際にCT撮影に至ったのは予約していた時間の1時間後でした。まあ、病院というのはそういうものですね。ちなみにCTは東芝の機械でした。
撮影後、放射線科医が最初の所見を話してくれたのですが、ひとまず「再発・転移の気配はない」とのことでした。よかった~!
ただ、去年、CTで子宮がんの卵巣転移や腹膜がんが見つからなかったことを考えると、「見つからない」で100%安心というわけではないのですけど。でも見つからないものを心配しても仕方ないので、体調に異変でもない限り「ない」ことにしておくのが最善でしょう。
放射線科医がCDもすぐに渡してくれました。仕事が速いですね!
来月はまた放射線治療を受けたクリニックに行って、担当医と面談します。8月は婦人科の方へ定期検診に行くことになってます。一応重要な情報はすべて担当のがん専門医に送られることになっているので、たらい回しというのとは違うのですが、あちこち回されている感が半端ないです。
また、抗がん剤の後遺症の一つと思われる歯周病で6月11日から歯医者にも通ってます。すでに救いようもなくぐらぐらしていた歯が3本抜かれました。昨日抜かれた下の前歯2本の分の仮の差し歯を装着してますが、装着自体の違和感はなくなったものの、食べる時はやはり噛みづらいものがあります。以前に抜いてかけている部分を合わせて全部で三か所・5本分の隙間ができているので、どこで噛んだらいいのか分からない感じで、結構食欲減退してます。
フレックスタイムで在宅勤務が可能だから、こんなに病院通いながらでも働けますが、毎日通勤しなければならない状況だったら欠勤が増えてしまいますね。なので、自分の会社の良さを実感している今日この頃です。
がん闘病記27へ。
今日は抗がん剤治療が終わってから2回目のがん専門医との経過観察面談でした。
血液検査は異常なし。ただ、CVポートからの採血には失敗し、腕から採血されてしまいました。正直、かなり痛かったです。
血液は異常なしだったので、その他は私の健康状態一般について話したわけなんですが、指先のしびれがまだあるとか、髪が伸びるのが遅いとか、傷の治りが遅いとか、歯槽膿漏が酷くなって歯がぐらぐらし、少なくとも2本は救いようがなく、来月から治療を始めるとか、そういうことをお話しして、「そういう諸々の症状や後遺症がなくなるのにはしばらくかかる」と言われて、面談終了。45分も待たされたのにあっけないものです。
次のアポは3か月後の8月21日。
抗がん剤治療終了から半年経ったので、CT撮影をしてがんマーカーがどうなっているのか見ましょうということになって、放射線治療を受けた病院とは別の放射線科医院を紹介してもらい、6月18日にそちらに行くことになりました。
取り敢えず明日からスペインでバカンスを楽しんでまいります。その後に歯医者に通うことになりますが、しばらくはそのことも忘れます(笑)