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「ショートストーリーなごや 名古屋が舞台の短編小説集」

2023年12月30日 | アンソロジー


ショートストーリーなごや実行委員会
2013年12月 発行
192頁

名古屋を舞台とした短編映画の企画制作イベントの原作を別に応募する形で
2007年から始まった名古屋の具体的な場所を舞台としたショートストーリーのコンテスト応募作品のうち
2013年、第六回までの大賞作と佳作18編を収録したもの

最終選考委員長の清水義範さんによる「緒言」より
回を重ねるうちに受賞作の傾向が似てきて、あるパターンに集中するのでは、と思いきや、毎回意表を突くような新傾向の作品が出てきて、その目の付け所に驚かされている

本当にバラエティに富んだ内容です
市営地下鉄名城線でのイベント、大須観音に集う不思議な集団、幼少期の様々な思い出、近未来の街、祖父母、両親との関係性、老人介護施設の日常などなど
心温まる話が多くてホッとします

舞台になっている各所を実際に知っているのといないのではやはり印象は変わるでしょうね
幸いなことに、全部知っている場所だったので大変興味深く読めました

受賞作はショートフィルムとして映像化され、全国へ発信されたとのこと
DVD化され、名古屋市立図書館にて貸し出しが行われているそうで、探してきます


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2 コメント

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ショートストーリーなごや (四代目桶屋金之助)
2023-12-30 13:40:02
先日古本など整理していたら「第6回受賞作品集」の冊子がでてきました。
大賞の「なごやの喫茶店」
佳作の「ばあちゃんのパンツ」「点の世界」
改めて再読してみると本当に心が温まります。

この6回が最後の作品になったのでしょうか。
機会があれば1回目の受賞作品から読んでみたいですね。
とくに第1回の佳作「街灯りの向うに」
青山美智子さんのデビュー作は興味があります。
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四代目桶屋金之助さん (こに)
2023-12-30 14:54:23
読んだのは1回から6回までの受賞作を全て収録したものです。
図書館で自力で見つけられず司書さんに探してもらいました。
最初に見つかったのがペラペラの冊子で、こんなのまでちゃんと収蔵されているんだと嬉しくなりました。
青山美智子さんのデビュー作ということで読まれる方が多いみたいですね。
実は私、青山さんは少し前に初めて読んだばかりで、デビュー作が本書に収録されているとは知らずに読みましたけど、青山さんらしいほのぼのする作品でした。

調べましたが、どうやら第六回までで終わったようで…残念です。
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