2018年
連続ドラマW
【シネフィルWOWOW】
原作 向田邦子
短大を卒業後、デパートの下着売り場で働いている岸川直子(倉科カナ)、31歳、独身
うだつの上がらない父(佐野史郎)、穴のあいた靴下を履き部屋着で過ごす母(高畑淳子)、生意気で可愛げのない妹(古畑星夏)との4人暮らしです
ひょんなことから韓国人カメラマン、イ・ジウォン(カイ)と出会います
直子とジウォンの切ない恋と崩壊しかかっていた岸川家の再生を、原作の昭和を平成の家族に置き換えて描きます
倉科カナさんがとにかく可愛らしいです
でも可愛らしいだけでなく強さも併せ持っていて好感が持てました
カイ君も心根の優しい青年を好演していました
あ~、でも優しい青年だから…なのですねぇ
家族の滅びが表に噴出し、雨降って地固まる
直子とジウォンの恋も順調かと思いきや
ジウォンは直子に何も言わず突然故郷の済州島に帰ってしまいます
「春が来た」というタイトルなんだからハッピーエンドでしょう?
最終話はまるで韓流ドラマでもらい泣き
ラスト近くの直子のモノグラム
『深く愛した記憶があれば、その人は私の中に生きている』が心に染み入りました
さすが向田邦子さん
単純な恋愛ドラマではありませんでした
原作も読みたいと思います
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