東京創元社
2023年6月 初版
268頁
デフ・ヴォイスシリーズスピンオフ第2弾
優秀な刑事ですが組織に迎合しない性格から、上から疎まれつつ地道な捜査を続ける埼玉県警の何森刑事の活躍を描きます
「逃女」「永遠(エターナル)」「小火(しょうか)」
ベトナム人技能実習生、ホストに貢ぐ女性、高齢者ホームレス
3編とも貧しく孤独な女性が加害者で実際に起きた事件をヒントに創作されています
何森の考えを通して現代社会の現状を訴え問題提起をする内容は、期待したミステリでなかったのは肩透かしを食らった感じですが丸山さんの強い思いはよくわかりました
何森とコンビを組むのはデフ・ヴォイスシリーズの主人公・荒井の妻、みゆきです
みゆきが、長女が高校に進学した頃から家庭の話をしなくなった、という件が気になります
それは本家デフ・ヴォイスシリーズで説明されるのでしょうか
何森刑事は定年を迎え、警察からは離れるようです
第3弾があるとしたら、警察官ではない何森が好きなように動けて面白いものが読めるのではないかしら
第3弾を期待したいです
そういえば、「デフ・ヴォイス」は韓国で映画化が決まっていて2024年からクランクインだとか
そちらも草彅剛さん主演でも良いような…無理かな
今、読み終えたところです。
いやー、、重い話ばかりでしたね・・・。
>「デフ・ヴォイス」は韓国で映画化が決まっていて2024年からクランクインだとか
そちらも草彅剛さん主演でも良いような…
えー!それはビックリ。情報ありがとうございます。
草彅君、まだ韓国語覚えてるかなー。
韓国版でも、主役やって欲しいですね。
特に、名古屋の入館施設のウィシュマさんの事件は施設の建物を知ってるだけに現実味が強くて「う~ん」となりました。
でも、事件の詳細や他との関連性など、理解が深まりました。
丸山さんにはこれからも何森氏を使ってメッセージ性の強い作品を発表してもらえたら嬉しいです。
韓国の映画、草彅君がいいですよね~。
NHKさんが許可しないかな?