PHP研究所
2018年8月 第1刷第1版発行
237頁
「あきらめの悪い書店員たち」が語る読書と書店の面白さ
第一章 「本屋」って何だろう?
第二章 書店だけが「本屋」じゃない。本と読者を繫ぐ人々
第三章 あのまち、このまちでも…本屋はワイワイやってます
第四章 本屋が考える「読書」と「本との出会い」の楽しみ
第五章 「これまでの本屋」と「これからの本屋」
第二章、第四章、第五章を興味深く読みました
・店舗を構える書店だけが本屋なのではなく、本の周りにいる一人ひとりが、本に関わる全ての人を「本屋」なのだと仮定した場合、もしかしたらまだやれることがたくさんあり、本の未来の数だけ「本屋」の未来があるのかもしれない
・本屋の定義は広がり続けており、本のレビューサイトも「本屋」と呼んでもいい
そう考えるほうが本の世界の風通しがよくなるのではないか
・若い時に本を読んだ方がよいと言われる理由は、読書が若い人たちの歳をとっている人と比べて積み重ねてきたものが少ない部分を補う役割を担うから
若者たちに読書を押し付けるのではなく、「いま」を大事にしたい年頃の子どもたちに自分以外、つまり他人や世界全体の「これまで」を自分のものとする意味を知ってもらうことから始めてみたらいいのかもしれない
自分の「これから」のためには、誰かの「これまで」を自分のものとすることは、振り返る「これまで」が少ない若者にこそ必要であり、読書をする意味の一つなのだ
・本を読むということは書き手の言うことをそのまま受け入れて従うことではない
「書かれていること」を読み「書かれていないことを考える」または「そこに書かれてあることを疑う」
それこそが本を読むということである
これは「行間を読む」という言葉で表現されることもある
付箋を貼った個所を書き出したら切りがないのでこれくらいにしておきます
本屋の定義云々は目から鱗でした
本屋の未来、楽しみです♪
自分もその一助を担えれば嬉しいな
とりあえずウォーキングも兼ねて名古屋市内や近郊の街の本屋さん巡りを続けましょう
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます