2013年 アメリカ
原題 SAFE HEAVEN
ボストン発アトランタ行きの長距離バスに乗って来たひとりの女性が、素朴で美しい港町・ノスカロライナ州のサウスポートで途中下車する
ケイティと名乗る彼女(ジュリアン・ハフ)は海辺のレストランに就職
森の中のキャビンを借り新生活をスタートさせる
彼女の不自由な暮らしぶりを見かねて助けの手を差し伸べるシングル・ファーザーのアレックス(ジョシュ・デュアメル)
彼の妻(コビー・スマルダーズ)は二人の子どもを残して癌で亡くなっていた
何か、秘密を抱えてこの港町にやってきたらしいケイティは人との深い関わりを避けているようで、アレックスが譲ってくれた自転車を突き返してしまう
しかし、ケイティのキャビンの近くに住んでいるという女性の「南部では人の親切は有難く受けるもの」というアドバイスに従い自転車を受け取ることに
アレックスのキュートな二人の子どもたちの存在もあり徐々に縮まるケイティとアレックスの距離
やっと見つけたセイフ ヘイヴン(安心できる天国のような場所)で過去に別れを告げ新たな生活を始めようとするケイティだったが…
純愛ストーリーだけなら今一つでしたが、終盤になり、ケイティを追ってくる刑事・ケヴィン(デヴィッド・ライオンズ)にハラハラドキドキ、そしてラストにチラッと映るアレックスの亡き妻の写真にやられましたねぇ
今も、アレックスとケイティと子供たちは小さな港町で幸せに暮らしているのでしょう
そんな温かな余韻に包まれる映画でした
素朴な港
オークの並木道
手つかずの自然が残る川や森
サウスポートの美しい風景も見どころのひとつとなっています
ジュリアン・ハフが「テイク・ディス・ワルツ」のミシェル・ウィリアムズに見えて仕方がありませんでした
サッカー、バルセロナのネイマールを見るといつも本田圭佑を思い出すし
一度似ていると思うとなかなか頭から離れなくて困ったものです
なかなか侮れない作品でした!
あんな美しい風景がすぐそこにある町、天国ですよね~。