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おうち映画(日本)・BLUE ブルー/黄泉がえり/桜のような僕の恋人

2022年07月16日 | 映画(国内)
「BLUE ブルー」
2021年
【Netflix】

ボクシングに情熱を燃やす挑戦者たちの熱い生きざまを描いたドラマ
プロボクサーの瓜田(松山ケンイチ)は誰よりもボクシングを愛し、努力していますが試合に勝てずにいます
一方、瓜田の誘いでボクシングを始めた後輩・小川(東出昌大)は才能とセンスに恵まれ、日本チャンピオンに王手をかけるところまできています
ある日、瓜田と小川が所属するジムに、職場の女の子にモテたいが為に楢崎(柄本時生)という青年がやってきます
楢崎はプロになろうなどという夢は持ち合わせていないものの、真面目な練習ぶりとセンスを買われプロテストを受けてみないか、誘われます

ボクシングやプロレスは痛々しくて正視していられないほど苦手です
でも、ここに描かれた成功が約束されていなくても努力し続ける挑戦者たちの姿にはものすごく感動しました

タイトルの「ブルー」はリングの青コーナー、挑戦者側、から取っているそうです

負け続けてジムを去った瓜田
ボクサー脳症に悩まされながらも練習を続ける小川
これからを期待される楢崎
ラストの3人の姿から、明るくない未来かもしれないけれどひたすらそれに向かっていく男たちの生き方が見え、鑑賞後感はスカッと爽やか
松山さん、東出さん、柄本さんのボクサー姿が様になっていてカッコ良かったです



「黄泉がえり」
2003年
【WOWOWプラス】

熊本の阿蘇で死んだはずの人が次々甦る不可解な現象が発生
官僚の川田平太(草彅剛)が調査の為、阿蘇を訪れます
そこで海で事故死した親友・俊介(伊勢谷友介)のフィアンセだった橘葵(竹内結子)と再会します
今も俊介のことを想い続けている葵
平太は、実はそんな彼女に俊介が生きていたころから想いを寄せていたのでした

出演者が豪華です
が、豪華出演者をフルで使おうとしてかエピソードが多すぎて余分と感じました
意外な発見は高校生役の市原隼人さんと長澤まさみさん、渡部豪太さん
皆さんお若くてお宝映像みたく嬉しくなりました

RUI(柴咲コウ)さんの歌は最高に良かったです♪

すごい話題になった記憶があったので楽しみに観たのですが、期待外れ…
もしかしたら「いま、会いにゆきます」の評価と混乱しているのかもしれません





「桜のような僕の恋人」
2022年
【Netflix】

原作 宇山佳佑

美容師の美咲(松本穂香)に恋心を抱いた晴人(中島健人)は勇気を出して彼女を誘います
目標に向かって頑張る彼女にふさわしい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンの夢を叶えることを決意する晴人
そんな晴人に美咲も惹かれ2人は恋人同士に
しかし、美咲は人の何十倍も早く老いていくという難病、早老症を発症してしまいます

オイオイって突っ込みたくなるような恋の始まりから、一気に悲恋に急降下
わかっていても何度も泣かされました
美咲の兄(永山絢斗)と恋人(桜井ユキ)が美咲に尽くす姿にも泣けて泣けて仕方ありませんでした

老婆になった美咲の最後の外出の場面は辛かったです
「どうして…」
どれだけ後悔しても、し足りない晴人
彼が立ち直れたのはやはり美咲の力だったのです

恋人が難病に冒されるということで榊邦彦さんの「100万分の1の恋人」を思い出しました
重いテーマで読み終えて気持ちが沈んだ記憶があります
本作でも美咲の恐怖、絶望感はどれほどのものだったか
そんな中で晴人を思い続けた『強さ』を思うとまたジンワリ涙が…

松本穂香さんは実際におばあさんになっても本作の姿よりお綺麗でしょう、なんて思いました





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