「ドロステのはてで僕ら」
2020年
【Netflix】
とある雑居ビルの2階
自室に戻ったカトウ(土佐和成)がテレビから声がするので画面を見ると、そこには自分が映っていました
画面の中のカトウから「オレは2分後のオレ」と語りかけられるカトウ
どうやらカトウのいる2階の部屋と、カトウが経営する1階のカフェが2分の時差で繋がっているらしいのです
「タイムテレビ」の存在を知った仲間たちは2台のテレビを向かい合わせてもっと先の未来を知ろうと躍起になります
序盤は真剣に観て混乱するばかりで途中から細かいことはどうでも良くなって100%受け入れOK体勢で観ました
狭いエリアで繰り広げられる騒動
滅茶苦茶面白かったです
エンドロールのメイキングで、本当に2分刻みで計算して撮影していたことが分って拍手拍手
自分の意思で未来を選んだ主人公
痛快でした
「はるヲうるひと」
2020年
【Netflix】
とある島で置屋を営む三兄妹
凶暴な長男・真柴哲雄(佐藤二朗)、その子分のような次男・得太(山田孝之)、病弱な長女・いぶき(仲里依紗)
本土から日に2度くる連絡船が島への客の往来となっています
島に暮らす人々はこの閉塞感漂う島で一生を過ごし、置屋の女たちは客の話を聞いて「外」への思いを馳せるのでした
監督、原作、脚本、佐藤二朗さんということで覚悟はしていたもののキツイ内容で、最後に明るい未来が見えたのだけが救いでした
実は、向井理さんの名前を見て鑑賞
ところが出演シーンは数分、台詞も少なくてガッカリ
大体がこういう内容の映画に出る俳優さんじゃないのでは?
モヤモヤしていたのですが、その少ない台詞が最後の明るい未来に繋がるシーンの伏線だったのでした!
このような結局のところ何がどうなったかハッキリしない作品は嫌いな人は嫌いでしょう
佐藤二朗さんの独壇場ですかね
山田孝之さんの演技は素晴らしかったです
内容のわりに長閑な雰囲気のBGMで帳消しな感じもして騙されたような気がします
ラストに出てくる情景に既視感があるゾ、と思ったらロケ地は愛知県の南知多町でした(*^^)v
「ムヒカ 世界で一番貧しい大統領から日本人へ」
2020年
【日本映画専門チャンネル】
質素な暮らしぶりで「世界で最も貧しい大統領」とも言われた第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカと日本の知られざる関係を描いたドキュメンタリーです
2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国連会議で、先進国の大量消費社会を優しい口調ながら痛烈に批判したムヒカ大統領
そのスピーチ映像は世界中に広まり、日本でも大きな話題を呼びました
若き日のムヒカ氏はどんな人物だったのか、ウルグアイはどのような歴史のうえに成り立つ国家なのか、何一つ知りませんでした
大統領辞任後、日本を訪れ、その印象を語るムヒカ氏の言葉に驚くばかり
日本の西欧化、日本が失ったものの大きさ、自分はウルグアイの歴史どころか日本についても何一つ知らないのではないか、考えさせられました
壮絶な人生を送り大統領になったムヒカ氏の言葉には真実があります
貧しくても豊かな生き方を目指すことは日本人にはもう出来ない話なのでしょうか…
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