文藝春秋
2013年6月 第1刷
2013年7月 第3刷
441頁
ご存知、三島屋店主の姪・おちかが黒白の間で不思議話を聞くという趣向
「魂取の池」
「くりから御殿」
「泣き童子」
「小雪舞う日の怪談語り」
「まぐる笛」
「節気顔」
一番印象に残っているのは、語られた話ではなく
「小雪舞う日の怪談語り」の中で、三島屋の女中・お勝のあばた顔を笑った母娘に老人がした仕打ちでした
全体に食傷気味の感あり
「オール讀物」に掲載の作品を集めたものなので仕方がありませんが、以前のおちかの体験やら境遇やらが何度も出てくるのに『わかったから』と言いたい気分
一冊にまとめるにあたり一部改稿なんてのは無理なのでしょうか
それと本筋以外の描写が多すぎるのでは?
以前はそんなことも無かったと思うのですが…
「四之読」が出ても文庫まで待つことにしようかしら
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