柳家さん喬 柳家権太楼 二人会
名古屋市名東文化小劇場
今回の会場は地下鉄を乗リ継いで自宅から約40分
名古屋市営地下鉄東山線上社駅下車
お二人とも名前は知っていましたが生で聞くのは初めてです
本日の演目(根多=ネタ)
前座
柳家小太郎さん
「お菊の皿」
番町皿屋敷の幽霊・お菊がイイ女だと聞いて6枚まで数えたところで逃げ帰れば呪いで殺されることもなかろうと夜中にこっそり見に行く3人組
実際に目にすると、これが誠にイイ女
毎晩のように出掛ける3人組が噂になり多くの人がお菊を見に皿屋敷を訪れるようになる
ひっそり暗闇に包まれていた皿屋敷周辺はまるで祭りのような明るさと賑わいとなって、ついには興行主まで現れる始末
柳家権太楼師匠
「井戸の茶碗」
屑屋が貧乏浪人のところから預かった仏像を売ったのは細川様のご家来
仏像に始まった浪人とご家来の武士の「義」のやり取りに巻き込まれ四苦八苦する屑屋の災難
以前聞いた林家たい平師匠のも随分と笑わせてもらいましたが、権太楼師匠はまたすごい!
涙を流して笑いました!
柳家さん喬師匠
「心眼」
前日の狂言「川上」とも通ずる噺
目の不自由な男が願掛けに通い満願成就
晴れて視力を回復し、化十と聞いた女房を捨て見栄えのいい女と所帯を持とうとしますが…
目が見えないうちは散々世話をかけ、いざ目が見えるようになったら恩を仇で返すような仕打ち
…これはいけませんネ
世の中は心の眼で見るべきなのです
仲入り
柳家さん喬師匠
「ちりとてちん」
これも聞くのは3度目か4度目
さん喬師匠、良いですね~!
同じ噺でも演者によってこうも変わるものでしょうか
”ちりとてちん”を飲み込む様にはこちらも喉が動きました
ややお腹が空いてきた時間帯だったので、鰻や鯛の刺身を食する場面などはいつも以上にリアルに情景が浮かんできて困るくらいでした
柳家権太楼師匠
「くしゃみ講釈」
落語界で使われる『隠語』をネタにした噺
本日の演目表の『根多』もそうですね
気が利いてるぅ!
講釈師に犬の糞(けんぷん)をつけられた男が意趣返しに悪戯をしようと考える
時に松村邦弘さんのようにも見える師匠は高座に上がっている姿だけでも笑えてきます
漏れ聞くところによれば、翌6月1日夜、新宿末広亭のトリでこれを演じられたとか
日曜のうちに新幹線で東京へ戻られたのでしょうか
16時終演予定が17時近くまでの落語会
頭が下がります<m(__)m>
小さなホールで贅沢な時間を過ごさせて頂きました!
我が家の落語ブームはまだ続きます
(^_^)v
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます