筑摩書房
2018年 3月 初版第1刷発行
229頁
短篇集です
「燃やす」「いちご」「孫係」「あねご」「オーロラ」「マタニティ」「ドブロブニク」「ドラゴン・スープレックス」
直木賞受賞作「サラバ」を読んだ後なので軽い感じで^^
と思っていたのですが
豈図らんや
1作1作に西さんの思いがギュッと詰まった短編ばかりでした
「燃やす」
小川洋子さんに近い感じ
少女の微妙な心の動きを見事に描いています
「孫係」
近すぎる人間関係に疲れている祖父と孫、互いに「係り」として祖父と孫を演じようと取り決めをします
こんな考え方で人に接してみるのも悪くないと思いました
世の中、無意識に“演じている”人も多いかもしれません
こうやって記録し始めると、結局全作良かった
長くなりそうなので、この2編で止めておきます(^_^;)
短篇集はひとつの長編として読むべき、を再認識いたしました
ところで
巻末に8頁分
真っ新な頁があるのですけど何でしょう?
自分で何か描けってこと?
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