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横山秀夫「動機」

2021年03月29日 | や・ら・わ行の作家


文春文庫
2002年11月 第1刷
2015年7月 第38刷
解説・香山二三郎
304頁

短編集です

「動機」
警察署内で一括保管されることになった30冊の警察手帳が紛失
犯人は内部か外部か
男たちの矜持がぶつかり合います

「逆転の夏」
佐藤浩市さん主演のTVドラマ(2001年、TBS系)が良かったので読もうと、この短編集を購入しました
女子高生殺しの前科を持つ男が匿名の殺人依頼電話に苦悩します

「ネタ元」
地方紙の女性記者
ばりばりの男社会で彼女が抱えるプレッシャーは並大抵ではありません

「密室の人」
公判中に居眠りをし、さらに寝言で妻の名を口にしてしまったことで失脚する堅物裁判官
裁判所という権力社会の中で思いも寄らぬ事件に巻き込まれます
終盤、恋愛劇に転じていく物語は意外性十分です

登場人物たちの心理描写やサスペンス演出に横山ワールドを堪能させていただきました



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