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おうち映画(海外)・クーリエ:最高機密の運び屋

2023年06月29日 | 映画(海外)
「クーリエ:最高機密の運び屋」
原題 THE COURIER
2021年 イギリス、アメリカ
【ムービープラス】

キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避すべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描きます

1962年10月、アメリカとソ連の対立は頂点に達し、キューバ危機が勃発
英国人セールスマンのグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIAとM16の依頼を受けてモスクワへと飛びます
彼は、GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官ペンコクフスキー(メラーブ・ニニッゼ)との接触を重ね機密情報を西側へと運び続けます
その凄まじいほどの緊張感をカンバーバッチさんがリアルに演じています
商談を装い何度か接触するうちに友情が芽生える2人
ソ連当局にバレそうになりペンコクフスキーを見捨てようとする西側に対し、嫌々やっていたスパイ仕事だったはずが、最後の任務を自ら志願するグレヴィル
極秘任務ゆえ、家族にも話せないでいますが、妻は不穏な空気を感じ取っているようです
家族をとるか友情をとるか
悩み抜いた末、彼は友情をとります
ペンコクフスキーと家族の亡命が成功するか、と思いきや…
グレヴィルもイギリスに戻る飛行機の離陸寸前にソ連側に捕らえられてしまいます
妻の元に戻る日を信じ、厳しい拷問に耐えるグレヴィル
また、グレヴィルの帰国を待ち続ける妻の強さと愛情にも頭が下がります

収容所で一度だけ対面が叶ったグレヴィルとペンコクフスキー
グレヴィルがペンコクフスキーに叫んだ「世界を救ってくれた」に胸をギュッと掴まれました
2人の活動のおかげでキューバ危機は回避されていたのです

折衝を重ね、1年半の後、ようやく国に戻ることができたグレヴィル
しかし、ペンコクフスキーは処刑されていました

最後にグレヴィル・ウィン氏本人が帰国した際の映像が流れます
見かけだけかもしれませんが思ったよりお元気そうでした
映画のカンバーバッチさんは10kgも減量して役になりきったとのこと
歴史の裏の人間ドラマを描いた凄まじい作品でした

     




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4 コメント

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リストへ (小米花)
2023-07-06 20:56:41
一度リスト入りしたのですが、次々下に潜り込んでしまいました。
今度リストの上の方に持ち上げて見てみます~!
返信する
小米花さん (こに)
2023-07-08 10:19:16
是非とも早めに!
お薦めです!!
返信する
見ました~ (小米花)
2023-08-02 14:25:16
オススメありがとうございました。
見ました。凄まじい映画でしたね。
キューバ危機の舞台裏にはたくさんの物語がありそうですよね。
私はこの時代、まだ子供だったので世間の不安は感じられませんでしたが、今更のようにドキドキしました。
ネットなんてなかった時代、事実はきっと後日の報道だったかなと思いますが・・・。
https://blog.goo.ne.jp/mysketchbook/e/a92e9d4012b7f35fca07f5ece757b765
返信する
小米花さん (こに)
2023-08-02 16:33:17
満足していただけたようで嬉しいです。
現在でも、ロシア、アメリカ、中国などなど、そして日本でも、激しいスパイ活動が行われているんでしょうね。
一般庶民は何も知らないのが幸せですねぇ。
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