2012年 日本
時代は昭和
寂れたショッピングセンターの一角で占いを生業としている鴨志田賢(塚地武雅)
月の売り上げは10万円にも満たず赤字続き
師匠、新藤(佐戸井けん太)やショッピングセンターの管理部長、滝沢(直江喜一)からは何とかしろと責められ、休憩場所では、隣のブースの占い師、ガリンシャ(濱田マリ)から「キャラが立っていない」と忠告される(励まされているのか?)
祖母の影響で迷信ばかりを信じ、受験失敗、会社をクビ、など人生の悪い節目節目には必ず黒猫が目の前を横切っていた、という鴨志田
会社をクビになり、心機一転占い師になった鴨志田だが、いつも大事なものから目を逸らす彼の生き方に呆れた妻、幸子(安めぐみ)は別居を切り出す
その日も黒猫が眼の前を横切っていったのだった
息子、陽(村山謙太)の子育てにも関わらなかったせいで父と息子の間には距離がある模様
二人の会話は鴨志田からの一方通行で目も合わさない
黒猫など見るのもイヤ、という彼がどういう訳か黒猫の子供を2匹育てる羽目になる
ショッピングセンター内のペットショップの店員、渚(大政絢)のアドバイスもありすくすく育つ子猫たちだが、家族も守れなかった彼にまだ小さな黒猫を育てることなど出来るのか?
黒猫との出会いがきっかけになり、占い師としても夫、父親としても大きく変わった鴨志田
ほんの小さなことでも、出会いや言葉などをきっかけに人は変われる、人生も変わっていく
塚地さんの映画です
安心して観ていられました
迷いなく自分の人生を歩むガリンシャの濱田マリさんも気持ち良かったです
動物相手の撮影は大変だったと思いますが、鴨志田の布団の周りを子猫たちがじゃれ回る長回しのシーンが素晴らしい!
塚地さんが猫に合わせて演技しているのかもしれませんが、よく撮影出来たものだと思います
猫が好きな方も、そうでない方も微笑みたくなるシーンがいっぱいです
映画冒頭、鴨志田家のお墓詣りをする女性(京野ことみ)と双子の子供、陰に隠れている黒猫を抱いた男性(山本耕史)が登場するのですが、どうも別居中らしいこの二人が一体誰なのか最後になってやっと分かりました
TVK(テレビ神奈川)制作で、この二人を中心に置いた内容のテレビドラマがあったらしいですね
見たかったなぁ~
センチュリーシネマでは明日(8日)は亀井監督と塚地さんの舞台挨拶があるみたいですよ!
行けそうな方は是非!ってもう売り切れかもしれませんが
せっかく気持ちよく映画を観ているのに、左の方から「イビキ」が聞こえてきたのにはガッカリ
眠いのなら家に帰って欲しいです!
映画館を出て、ジュンク堂へ行く途中「占い」の看板を見て惹かれるものもありましたが、また次の機会に
帰りの地下鉄では塚地体型の3人家族に遭遇
(普段なら気づかないところですが塚地・塚地・塚地は目を引きました)
大宮アルディージャの応援らしいです
まさか埼玉から?
路線図を見てお悩みの様子だったので、この電車では瑞穂競技場には行けないよ、と教えてあげるべきか否か
名古屋グランパスに肩入れしたい私は、黙っていました
乗換るべき駅で降りていかれたので多分無事競技場に着いたでしょう
試合結果は0-0で引き分けだったみたいですね(^_^)/
塚地体型のほし★ママです(^_^;)
最近は、ホットイブニングのGOGOグランパスで
チェックするだけになっていますが
わが家も全員、グランパス大好きです♪
ホント、安心して観ていられましたね。
私も、テレビ放送も全く知らなかったのですが
連動はしてるけど、観てなくても楽しめる作りが
ウマイ!と、思いました。
野球もサッカーも今年は残念に終わりそうかな。
塚地さん、彼ならばOK、という役者さんになられましたね。
映画がスターキャット系の映画館だったから、テレビもケーブルTVで放送されたらいいのにね。