奇しくも「可愛い動物」ほど、保護活動に熱心だ、
みたいなニュースをどこかで読んだ気がするんだけど。
鯨はダメで牛はいいのか?
という議論は、
鯨は頭が良いから食べちゃダメ、
という主観を基にしてしまうと話があらぬ方向に行ってしまう。
「野生動物」はダメで「産業動物」はOK、
と置き換えると客観的にはなるけど「漁業」の大半が否定されてしまう。
食文化というのは一刀両断できない奥深いものなんだな・・・
「山賊」といいつつも、
別に狩猟を生業としている人ではなく、
普段はマンションに住んで、猟銃を手に山に入る人のお話。
とはいえノンフィクションなので、
兎や鴨を撃って、血抜きをして、そして、食べる、
という手順は全て事実。
冒頭に、彼女(だった人)に「野蛮だ!!」と真っ向否定される話がありますが、
それが全てなのだと思います。
「美味しいもの」の向こう側には、それらをしてくれる人が居て、
そのことは素直に感謝しなければいけない。
・・・と頭では分かっていても、やっぱり、
目の前で生きた蟹を茹でられるだけで涙目になってしまうへたれなワタシなのである・・・
というようなことを毎日繰り返してるんだよね良く考えたら。
そこが隠されてるから口にできるっていう面もあるんだけど、
特に小さい子にはバランスよく教えるのって難しいよね。下手するとトラウマになっちゃうし。
焼き肉も寿司も好きですけれども
それ即ち…なんだよね
そういうのを忘れたり、隠したりすることが文明なのかなぁ…とかなんとか