中学訪問

先日、来年中学に進学する息子の学校訪問をして来ました。
娘が昨年、中学受験だったので、皆さんに「息子さんも受験ですか？」と
良く聞かれます。
残念ながら体力、気力、財力、全てを使い果たしたので、
息子は公立の中学に進学させることにしました。

この公立の中学、私も中学の時、３つ離れた兄と同じように進学予定でしたが、
おりしも中学生が荒れに荒れ果てていた時代

都内でも有数の不良の多い学校で、よく我が家にも警察の方が、
兄の友人関係のことで（まったく無関係ですが）事情徴収にいらっしゃってました。

最終的に兄の卒業式の時は、体育館の放火で全焼事件があり、
卒業式は私の小学校の体育館を借りて行ったのは、
今でも語り草となっています

というわけで、身の安全を第一に考えて、私は近くの女子校に進学。
そのせいか、この公立の中学にはどうしても良い印象が持てずにいました

しかし、時代もあれから35年という月日が流れ、
今では都内の公立校、1.2を争うほどの成績トップレベル校になってしまいました。
卒業生には、昔は稲川淳二しかいませんでしたが、今では滝川クリステルさんをはじめ、
著名な有名人もちらほら・・

これはこれで困ったもので、みんながみんな成績が優秀なので、
3年間の間に1度でも「2」を取ってしまったら、内申書は書いてもらえないという噂が・・

そんな公立中学に果たして、わが家のマイペースな息子は対応できるものだろうか、
不安でなりません

そして、中学校の門をくぐり、びっくり！
ちょうどお昼休みの最中だったのですが、男子生徒が走り回っている姿に
驚いてしまいました
多分、一般的な昼休みの光景なんでしょうが・・

考えてみれば、私は中学、高校、大学、就職先、転職先、ことあるごとに女性しかいない環境で
結婚前まで生活していたので、同じ空間に集団で男性を見たのは、初めてなんです。
多少大人になると、男性と接する機会はありましたが、
いわゆるティーンエイジャーの男の子達を見たのには、
この年になって、この日が初めて

サッカーやバスケットボールで走り回る、学ラン姿は、
「男の子」というより「オス」って印象。
制服を着ると、こんなにも大きく感じるけど、行動はまるで、
暴れまわる動物みたいで、野生の王国のようでした。
活気に満ち溢れ、めちゃくちゃ楽しそう！

とはいえ、授業はそこそこ大人しく机に向かって頑張っていたので、
一安心。

今さらながら、共学が羨ましくも思う私。
あ～、なんて私は人生に一番楽しい時期を
尼寺のような学生生活を送ってしまったのだろうか・・・

そんなことより、早いもので卒業まで5か月。
私ももはや小学生の子供を持つ親ではなく、中学生の親となるのか～

小学生までは、人生の土台の基礎造りみたいなもので、
親が大きく関わってきたけど、中学からは子供達が主に自分の力で築きあげていくもの、
私はそう思っています。

果たして私は、この12年、きちんと手抜き工事をせず、人生の基礎を固めてあげることが出来たのだろうか？
どこかのマンションのように「杭打ち」がいい加減なまま見過ごして、
難しい年頃で傾いていまうのではないか・・・不安がいっぱいです

親っていうのは、いつになったら子供から「卒業」できるんだろう？
ふと思ったりする今日この頃・・


























そんな荒れに