今朝、FaceBookにアップしたら、想像以上に心温まるコメントを頂戴したので、
(普段私が作品をアップしても、あまりコメントはないのですが・・・)
しつこいようですが、ブログの方にも書かせて頂きます。
ええ、そうです。何度でも
前もって、言っておきますがここから先は「自慢話」です。
最初で最後の「親バカ」ぶりを、どうか笑ってやってください
昨日、3か月前から新しく入団した、サッカーチームの東京大会でした。
な・な・なんと
息子のチームが、優勝してしまったのです
しかも、5試合やって、あれよあれよと勝ち進み、それまでぱっとしない活躍ぶりだった息子。
決勝試合で、敵ゴールに近い位置からの超ロングシュート
みごとにゴールを決めてくれました。
ちなみに我が息子、春まで3年間所属していたチームでは、
常にベンチウォーマーでした
何度、試合に出るチャンスすら与えられず、悔し涙を流す息子を
慰めたものか・・・
「下手くそだから」と公園でボールだけ取り上げられて、
いじめられて帰って来たこともしばしば・・
そんな「へたれ」が、な・な・なんと華麗なるゴールを決めてくれました
3年間、毎回のように応援に行って、見ることのできなかった、
初めて見た息子のゴール!!
これを褒めなくて、いつ褒めれば良いのですか!?今でしょ!(ちょっと古いか・・・)
親バカと言われようが、何と言われようが、
この先、二度と自慢話など書くことはないと思うので、
お許しください
ちなみにチームと言っても、当日初めて顔合わせをして組んだ、即席のチームです。
普段練習しているお友達と3人が、同じチームのメンバーにはいますが、
その他のメンバーは、初めてのお子さんばかり。
最初は、円陣を組んでも、今一つ元気もやる気もない様子・・・
なのに、勝ち残るたびに、いつしか休憩時間、輪になってボールのパスの練習を
し始めたり、フォーメーションの作戦を練ったり・・・
チームワークが芽生えてきて、みるみるうちに
どんどん上達していったのです。
その姿に感動・・・
そして最後には、ついに優勝
金メダルを首からさげてもらい、なんとMVP賞には、うちに息子の名前が呼ばれました
あ~、なぜこんな時にカメラを持参しなかったのか!
自分を責めました。責めまくりました。
仕方がない。慣れないスマホで、遠くから撮影したのがこの写真。
見よ!このちっちゃいトロフィー!
なんと100均で売っているものだそうです。
でも、そんなの関係ありません。
たとえ純金のワールドカップのトロフィーをくれると言われても(ありえない話ですが)
私にとって、息子の100均トロフィーの方がはるかに価値があります
ちなみに、このサッカーチーム、大変申し訳ないのですが、
「遊びを目的としたサッカーチーム」つまりは、言葉は悪いのですが、
「弱小クラブチーム」
出席カードのシールを集めて、何個かたまれば、ポケモングッズがもらえる。
そんな「遊び心満載のチーム」なんで、優勝したからと言って、
以前、所属していたチームが聞いても、きっとバカにされるかもしれません。
なぜ、上のチームに入ろうとせず、弱いチームにわざわざ入るのか??
「向上心のカケラもないのか!情けない」と入団前、息子を責めたものでした
でも、なぜ大人は上ばかり目指そうとするのか?
下を目指していいじゃないか?
私の今までの人生観が、根本的に崩れ落ちました。
今まで3年間いたクラブチーム、規律に正しく、何かあると連帯責任。
試合のあとは、長々と反省会。これが本来のスポーツのあり方なのかもしれません。
でもこの新しいチームは、反省なんかしやしない。コーチが指導することがあっても、
叱ったりすることなどない。褒めるのみ。
ただ、ゴールに誰かのボールが入れば、みんなで喜ぶだけ
でも、それでいいじゃない・・
だって、サッカーって、ゴールを決めて、なんぼのものでしょ。
チームが弱かろうが、強かろうが、基本は楽しんでフェアプレー出来れば、
それでいいんじゃないのかな・・
もちろん、息子はこのまま中学のクラブで、サッカー部に所属したら、
間違いなくまたベンチウォーマーに戻るだろう・・
ひどければ、3年間、スタメンに上れないことも・・
先々そんな苦労を味わうのなら、せめて小学校生のうちは、
のびのびと「お遊びのサッカー」で汗をかいてもいいじゃない。
そう、思った。
今回、親同士も初対面にも関わらず、仲良くなり、帰り焼肉屋で祝勝会をあげた
息子と今回一緒にプレイした仲良しのJ君。
彼のご両親が日系のアメリカ人。
J君はなんと、弱小のこのクラブチームと掛け持ちで、
都内で名門の最強のクラブチームに所属してるらしい。
さすが、今回6回のゴールを決めた得点王だ。
なぜ、わざわざ「最強」と「弱小」のレベル差のあるチームでプレイしてるのか?
上カルビを焼きながら聞いてみると、J君のパパはこう言った。
「強いチームで悔し涙を流し、弱いチームで喜びの涙を流し、
サッカーの両方を学ばせたかった」と。
そして、「スポーツにはその両方が大切なんだ」と。
そしてJ君は、毎年長期休みに入ると、ロサンジェルスに帰国し、
現地のサッカークラブに入るらしい。
黒人、白人、アジア人、様々な人種のるつぼの子供の中で、
サッカーを通じて、あらゆる「世界観」を肌で感じることが出来るというのだ。
う~ん。深いわ~。
ウチなんて、新しく入団するのに、一番ユニフォームが安く、
親の出番がないチームを探して、入団した位だから
恥ずかしいわあ~
とにもかくにも、今回の「MVP賞」
一番、喜んだのは、長年サッカーと共に、青春時代を歩んできた主人で、
久し振りに、息子からパワーをもらったらしい。
どうか旦那よ。少しは息子を見習って、そのパワーを仕事の方で発揮してもらいたいものだ。
そして、私も息子を見習って、頑張らなければ!
最後のもう一つも親バカ自慢。
息子がMVPで表彰された時のこと。
彼は、恥ずかしいのか、嬉しそうな顔をすることもなく、
そっけない態度でいた。
私の後ろの父母からも「もう少し嬉しそうな顔すればいいのに」と
言う、苦笑いの声さえも聞こえた。
家に帰って、一緒にお風呂に入りながら、息子にそのことを言うと・・
息子にはJ君の他に、もう一人、仲良しのチームの友達がいる。
彼もまた、毎回、J君に負けず劣らずのゴールをきめる、ナイスプレイヤーだ。
でも今回は、たまたまロングシュートを決めた息子に、花を持たせてもらった。
仲の良い3人のうち、二人が表彰され、彼の気持ちなったら、目の前で
喜びをあらわになんて、出来やしない!と言うのだ。
いつの間にか、背はのびなくても、心は大きく成長した息子に
思わず涙・・・
真っ赤になった目を、息子に見られ
思わず「シャンプーが目に染みた」と昭和のテレビドラマにありがちな、
ベタな台詞を言ってごまかした。
以上、親バカ「スクラップブッキング子育て日記」でした。