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Maeda Niina BLOG

オドリゴコロプチvol.11 終演

2016年12月19日 10時57分03秒 | Performance2016
昨日、「たまたま」終演いたしました。
たまたま=“偶々” と “魂と魂” をかけています。

「たまたま生まれるもの」にチャレンジした約15分ほどのこの作品、私ができるだけ振り付けをせず、出演者から表現を引き出す作業。
本番も毎回出てくるものが違うという創り、吉と出るか、はたまた凶と出るか?!紙一重、、
でしたが、奇跡的にひとつの空間が立ち上がっていました。
本番が一番良かった!

お客様の“楽しかった〜”のひとことが何よりで、それが、作品を作品として成立させてくれるのだ、とあらためて感じました。
そして出演者たちの充実感、次へのエネルギー、踊る喜び、、そういったものを受け取ることによって私もまた、踊る喜びを分かち合える。
思い切ったチャレンジの作品にして本当に良かったです。

演奏してくださった鼎-tei-の皆さま、AngelRスタッフ、そしてチャレンジ精神旺盛に取り組んでくださった10代から60代の老(?!)若男女の出演者の皆さま、見届けてくださった100名ほどのお客さまに感謝を。
ありがとうございました。


写真右はロビーに飾られた出演者の「たまたま」なエピソードです。
出演者18名+鼎の皆様、そして私の分、すべて貼り出されました。
アットホーム♥ 


ゲネより-1


ゲネより-2


終演後に


作品ラストに読み上げたもの。このような体験がこの作品の根底にありました。

 〜例えば、ある人といるとき、他人なのになぜかいつも「ねえ、お父さん」と呼んでしまう。
   きっと前世は親子だったのかもしれない、と思う。
  例えば、母親があの世に逝くときはわかる。肉体的な苦しみから解放されるときがわかる。
  例えば、ふと「またね」と言って抱き合ったとき、まるで服も皮膚も存在しないかのように
   溶け合うことがある。
  例えば、何も言葉を発さなくても、気持ちが通じるときがある。
                           そういったこと。〜


みなさんの「たまたま」、なエピソードを聞きたい方は直接前田までどうぞ!(笑)