10年くらい前からでしょうか、どうにも惹かれてしまうものがあります。
それは「樹」。
毎日1枚、“今日の樹”を見つけて写真におさめていた時期もありました。
昨年初夏、どうしても森に入りたくなり、ひとり、修善寺の近くの森へでかけました。
オフシーズンだったこともあり、観光地からすぐの場所にも関わらず、森にはひとっこひとり居らず、約1時間の森散策は怖いくらいの静けさでした。
聞こえてくるのは葉音や鳥の声、心地よい風の音だけ。
そして出会ったのがこの切り株です。

とても美しくて
怖くて、
哀しくて、
神秘的。
星野道夫さんがアラスカで撮ったトーテムポールの写真を連想していました。
アラスカのその地域では、トーテムポールは墓棺柱として使われており、時間とともに朽ちていく時、鳥が運んできた種が付着し、中に埋葬されているひとを栄養に成長し、花が咲くと考えられているそうで、それはきっとこの切り株から感じたものに近い出立ちなのかもしれない、と思ったのです。
森の植物も樹木も、人も動物も、その生命の根本が他者の生命をいただくことであるならば、その宿命の哀しみと愛が、死への欲望の根源、エロスとタナトスの根源なのではないか、などとも思いました。
先日のレナード衛藤さんのライブのコンセプトをはじめ、その生き方や世界観に惹きつけられてしまうアーティストの方がいま森に注目している。
そのことがとても興味深く、自分もさらに森に惹かれています。
これから春になり緑が芽吹き始めるのが楽しみです!
そして今年もまた、修善寺の切り株に会いに行きたいな。
それは「樹」。
毎日1枚、“今日の樹”を見つけて写真におさめていた時期もありました。
昨年初夏、どうしても森に入りたくなり、ひとり、修善寺の近くの森へでかけました。
オフシーズンだったこともあり、観光地からすぐの場所にも関わらず、森にはひとっこひとり居らず、約1時間の森散策は怖いくらいの静けさでした。
聞こえてくるのは葉音や鳥の声、心地よい風の音だけ。
そして出会ったのがこの切り株です。
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とても美しくて
怖くて、
哀しくて、
神秘的。
星野道夫さんがアラスカで撮ったトーテムポールの写真を連想していました。
アラスカのその地域では、トーテムポールは墓棺柱として使われており、時間とともに朽ちていく時、鳥が運んできた種が付着し、中に埋葬されているひとを栄養に成長し、花が咲くと考えられているそうで、それはきっとこの切り株から感じたものに近い出立ちなのかもしれない、と思ったのです。
森の植物も樹木も、人も動物も、その生命の根本が他者の生命をいただくことであるならば、その宿命の哀しみと愛が、死への欲望の根源、エロスとタナトスの根源なのではないか、などとも思いました。
先日のレナード衛藤さんのライブのコンセプトをはじめ、その生き方や世界観に惹きつけられてしまうアーティストの方がいま森に注目している。
そのことがとても興味深く、自分もさらに森に惹かれています。
これから春になり緑が芽吹き始めるのが楽しみです!
そして今年もまた、修善寺の切り株に会いに行きたいな。