ヤマトオーディオとインプレッサGT7

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DIATONE DS-2000HR

2024-02-17 09:26:00 | オーディオマニア
 新品で購入、長年愛用してきた。
 今日新事実を知ってしまった。
 何とウーファーの布エッジが染み込まれた溶剤の効果に因り、経年変化で硬化してしまうのだそうだ。
 確かめたら確かに硬い、カッチカチだ。
 これで良く低音が出てたな。
 ユーチューブで検索すると出てくるね〜。
 硬化してるとコーンが動けなくなるので、波動を発する事が出来ない。
 低域が痩せて聴こえる。
 カネを掛けず修復する、エッジを軟化させるには軟化溶剤が良さそうだ。
 現在手に入る溶剤はブレーキフルードと、オークションとかで売っている小分けの物。
 フルードフルードは1リッター販売なので、使用後かなりの量が余ってしまう。
 小分けの物でも、ユニット2本分処置しても余ると言う。
 これを買うしか無いのだが、早く処置したい。
 処置にはエンクロージャーからユニットを取り外してやった方が良い様だ。
 ユニットを取り外し、裏返して裏からエッジ部分に液体を塗布する。
 表の山側に塗布すると、薬液がコーンとの接着面に染み込んで、接着剥がれが起きてしまう可能性がある様だ。
 エッジがコーンから剥がれてしまうと、どうしようもなくなる。
 薬液の効果で接着剤が効かない事態になるかも知れない。
 これはどうしても避けたい。
 作業をするには代わりのスピーカーを用意しなければならない。
 幸い4311実用化直前まで来ている。
 2000HRウーファーの状態がこれ以上悪くなる前に、作業を開始したい。
 何とか早急に4311をリスニングへ。

 エッジ部軟化剤が来たので、ウーファーを取り外そうと、8本のボルトを取り外したのだが、うんともすんとも言わない。
 ガスケットが固着している様だ。
 プラハンマーで叩いても効果無し。
 どうすりゃ良いんだ。
 裏蓋外して押せば良いとは思うが、片チャンネルは簡単だが、片チャンネルは場所的に難しい。
 スコーカーを外して腕を突っ込んで突く事も考えたが、そのスコーカーも外れない。
 どうすりゃ良いんだ。
 音出しして振動で剥がれるのを待つか?
 無理にやるとエンクロージャーに傷を付ける危険性があるから無理な事は出来ない。
 薬剤塗布する?
 これが原因でエッジとコーンの接着面が剥がれたら御臨終になってしまう。
 どうすりゃ良いんだ。
 取り敢えず振動で剥がれるのを待つ方法を試そうと思う。

 暖かくなったら、重力で剥がれるかも知れない。
 それまで気長にやって行こう。

 気長のつもりだったが急ぐ事にした。
 この機会にベース環境を変える。
 タオックスタンドはそのまま使うが、その下に木製平台車を追加する。
 タオックだけではツイーターの位置が低過ぎると言うのもある。
 ツイーターの高さを座った耳の位置に合わせたいのだ。
 木製平台車にタオックスタンドを固定させる工作をしながら、取り外したウーファーのエッジ軟化作業もする。
 その為には20kgのスピーカーを移動させ、裏蓋を開けなければならない。
 移動には細心の注意を払いながら行わねばならない。

 裏蓋のボルトをすべて外したが、裏蓋が外れない。

 これまた完璧に密閉されている。
 ターミナル部を外して、手を入れて引っ張ったがうんともすんとも言わん。
 手詰まりだ。
 仕方が無いので、元に戻した。
 ウーファーのボルトも元に戻した。
 こうなりゃ仰向けに寝かせてオイル塗布するしかない。
 最初はエッジ部の峰部分までにしようかと思っていたが、オイルの粘度が思ったよに硬かった事と、エッジとコーンとの接着部に段差がある事から、エッジ部すべての面に塗布する事にした。
 今日は右チャンネルだけ行った。
 これで24時間放置して様子見する。

 ベースのヴァージョンアップ作業。
 木製平台車両端に1☓1材を接着し、その後タオックスタンドを載せて挟み込む形で再び1☓1材を接着した。
 平台車ベースだから位置の微調整がしやすくなる。

 軟化剤塗布後24時間の様子。
 山の麓両側が柔らかくなっていたが、峰の部分が硬いままだった。
 やはり軟化剤は麓に落ちる。
 2回目塗布したが、3回目は峰の部分だけにしようかな。
 塗布していると、筆が黒くなってしまった。
 恐らくエッジの素材を溶かしているのだろう。
 それとも染み込んでいた溶剤が溶けたのか。
 とにかく柔軟性が戻らないと正常動作しないからね。

 塗布2日目。
 山の麓両側はちょうど良い柔らかさ、張り具合にまで軟化した。
 しかし峰の部分はそれに較べたら硬いので、峰の部分だけに3回目を塗布した。
 明日右チャンネルは終り。
 スピーカースタンドの完成を急ごう。

 右チャンネルが無事に終り、左チャンネルに取り掛かった。
 3日間の作業。
 平台車をベースとして高さを稼ぐ事が出来たので、ツイーターの位置が座った時の耳の位置に合わせる事に成功した。

 左チャンネルウーファーエッジ硬化修復処理作業。
 3回目と塗布を迎えいよいよ佳境に入った。
 3回目はエッジの峰の部分を主に塗布しただけで終了。
 このやり方で既に右チャンネルは良い程度の柔らかさになっている。
 どうやらオイルがエッジに浸透してからも軟化反応は進んでいる様なのだ。
 最低2回、2回半が適当な様だ。

 作業中は聴けないので代わりに4311を聴いているが、これは古いだけあって調整に難航してしまう。
 これはあれだね、補完機として使うつもり。
 一緒に鳴らせば凄い空間が拡がるよ。
 ウーファーは片チャンネル単純計算で60センチ相当になる。

 取り敢えずエッジ軟化作業は終了。
 過去に買って置いたブレーキフルードを発見し、在庫を確保。
 今後また硬化しそうになったら少しづつ塗布をしてゆく。
 経年劣化でどうしても軟化しない部分もあるが、これは仕方が無いのだろう。
 古い物だしな。

 4:8:8
 ツイーター、スコーカー、ウーファーをエンクロージャーに固定するボルトの数。



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