いきなり脳腫瘍~病名が聴神経腫瘍→右脳腫瘍→右小脳橋角部髄膜腫。手術後に東日本大震災、2度目は右顔面神経麻痺~

最初の病気の告知から入院・手術と順繰りに回想…はブログの頭(2012.4.7開始)の方、2018.3の再手術で障害を負う

クリスマス・イブ・イブに患者会

2014-12-15 22:15:31 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
今月23日の祝日(天皇誕生日)、
クリスマス・イブ・イブでもあるが、
その日に脳腫瘍ネットワークの集まりがある。
先日メールでお知らせが来たのだが・・・
何故こんな年の瀬に?
「今年もあとわずかになりました。
大変な思いをしている患者さんや家族の方、
思いを語りましょうよ。」と書いてあり、
そういうことなのだろうが、
正直違和感を感じる私は、
聞こえや痛みの後遺症があるとは言え、
もはや患者ではないのだろう。
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑭

2014-06-13 21:59:55 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
「手術で開けた辺りが凹んでいる」
と私が言ったのをきっかけに、
お互いに自然と患部を触り合った。
彼女の椅子の横にしゃがむ私。
「この辺」と右後頭部を押さえると、
彼女の指がぴたっと凹みを探り当てた。
さすがに、自分も開頭した人は違う。
今まで凹みを人に触らせても、
「え、え、どこ??」という反応で、
指に指を添えて導いても、
「ここか?(微妙~)」
という反応だったのだ。
次は私が彼女の頭を触る番。
ずぼっ…凹みが深いぞ…
これじゃあ、私の凹みなんて取るに足りないわ。
交互にしゃがみながら頭をまさぐり合う私達。
カフェの店内という公衆の面前で。
あやしかっただろうな~(^^;
こんな深い事情は想像できなかっただろうし(-_-;)
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑬

2014-06-12 22:26:16 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
彼女は手術後に随分鎮痛剤を飲んだとか。
私は手術翌日に一度飲んだきりだ。
聴神経内を長時間ぐりぐりされた右耳奥は、
さすがにちょっと頭を動かす度に激痛だったが、
それ以外はせいぜい鈍痛で済んだのだ。
術後の痛みは私はかなり軽かったようだ。
しばらく歓談した後で、
お互いにアレを見せ合った。
私はS先生に見てもらおうと印刷して持っていたし
(結局、見てもらえなかったが)、
彼女はスマホに画像を取り込んでいたし。
もちろん、腫瘍摘出前のMR画像のことだ。
手術直後の開口部を縫い付けている、
頭皮写真も見せてもらった。
私はこの手の写真は持っていなくて。
撮ってくれる人もいなかったし、
切り口に沿って最小限しか髪を切らなかったので、
患部がわかる写真は撮れなかったと思う。
この後、お互いに触り合った。
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑫

2014-06-11 21:57:18 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
カフェでは好物のジンジャー・ホットを注文。
ジンジャーエールとは違う。
しょうがをすった飲み物。
この日はかんかん照りの夏日だったが、
総会の2時間半、寒かったから温まらないと。
途中で個別空調を勝手に操作して温度を上げたが、
それがなければ凍え死んでいたわ。
…どうでもいいか。
そしてこの女性と私は驚く程共通点が多かった。
年齢はひとつ違い(どっちが上でしょう?)
同じ髄膜腫で後頭部から開頭手術
(と言っても、内容は全然違うけど)
手術日が一週間違い!(どっちが先でしょう?)
彼女は東大病院で治療(私の母校だ~)
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑪

2014-06-10 22:02:15 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
私は総会で知り合った女性(同年代かな?)と
会場を後にし、お茶しに行った。
カフェを探して入るまでに、
いろいろな(と言っても全て脳腫瘍の)話をした。
「闘病ブログをやっているの」とこれを紹介したら、
「それ、読んだことある」と返された。
脳腫瘍ネットワーク定時総会に来るような人は、
相当ネットもググっているだろうから、
これを読んでいる確率も高いとは思っていた。
そして「身体に麻痺が残って歩行が…」
と言われて彼女を見ると、
言われなければ気が付かないが、
言われればはっきりわかる程度に、
足を引きずっていた。
元気で後遺症のなさそうな患者さんだと思っていたのに、
ああ、やっぱり、脳腫瘍ってやつは…
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑩

2014-06-09 22:25:23 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
第二部のS先生の講演(?)も終わり、
定時総会がお開きになると、
多くの参加者がS先生と話をしようと取り囲んだ。
(ああ、やっぱり、
S先生に聞きたいことがある人ばかりなんだ)
近くにいた私より若そうな中年男性に聞くと、
この場に来れなかった息子さんのことだった。
(そんなに重症なら、本会で質問すればよかったのに)
S先生に話し掛けるどころか、なかなか近付けず、
「こういうのは女性の方が得意ですね」
と気弱そうに微笑んでいたが、
(息子さんのために頑張ってください)
と思いながら、私は会場を後にした。
(おしまい、ではなく、まだまだつづく)
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑨

2014-06-08 21:45:07 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
更に「補聴器は有効か」聞いたら、
S先生の答えは「全く役に立たない」だった。
これは思った通りで、直感的にわかっていた。
理屈を後付けすると、
補聴器は耳が悪い人のため、
私は耳ではなくて脳に問題があるのだから。
これも一種の高次脳機能障害なのか?
全く自分が健常者なのか、障害者なのか
(行政の身障者手帳を貰えないのは確か)、
それすらもわからずに、
毎日人並み以上に忙しく働いている。
個人の努力でこなしているけれど、変だよね?
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑧

2014-06-07 21:00:41 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
S先生のアドバイスだが、こんな感じだった。
「聞こえは中脳と側頭葉がからんでいて
(かな?このふたつの関係が理解できなかった)、
メンタルの影響を受けるので、
メンタルの持ち方で負のサイクルに入る(みたいな話だった)。
だから病態を知って受容した方が楽だ」
確かに。
どうでもいい状況では聞こえの問題は
あまり意識に上がってこないのに、
仕事だから聞き取らないと、
と思った途端に、
それは障害として苦しみを伴って自覚されるのだ。
受容するのは言う程簡単じゃないけれど、
知識として知っているだけでも
捉え方が変わってくるかな。
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑦

2014-06-06 22:26:43 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
S先生のアドバイスを書く前に、
やり取りの中で私の詳しい病名がわかった。
それは、
「錐体骨縁(すいたいこつえん)髄膜腫」
でもぴったり一致する病名が、ネットでヒットしない。
それに話だけでここまで細かく確定できるものか?
とさすがに思ったが…
今回、腫瘍摘出前のMR画像の小さい写しを持参したが、
S先生に見てもらおうとしたら、
「話を聞けばわかる」
と遮られ見てもらえなかったのだ。
画像を見れば一目瞭然で、
腫瘍の大きさも確認できたのに…
自信があるにしても、すごく負けず嫌いなんだなあ。
次回の検査結果外来でY先生に聞くのが確実だが、
さてどういう風に聞いたらいいものか。
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脳腫瘍ネットワーク定時総会に参加⑥

2014-06-05 20:48:04 | 脳腫瘍ネットワーク(患者会)
S先生曰く、
「聴神経腫瘍と同じ状態だ」
これだけで解説なし。
数値化されない聞こえの問題については、
「そういうことはよくある」
とのこと。
「執刀医は聴力を温存して成功したと言うが、
聞こえには質もあり、
それが落ちることがよくある」
(そうなのよ、それで苦しんでいるのよ)
「仕事を辞めた患者もいる。
女子高の先生が、女生徒の高い声が脳内で響いて退職。
自衛隊で勤めていた人が…」
(そういうこともあるだろうな。私も退職したい…)
ここまでの現状認識も大切だが、
この後に良いアドバイスをしてくれた。
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