いきなり脳腫瘍~病名が聴神経腫瘍→右脳腫瘍→右小脳橋角部髄膜腫。手術後に東日本大震災、2度目は右顔面神経麻痺~

最初の病気の告知から入院・手術と順繰りに回想…はブログの頭(2012.4.7開始)の方、2018.3の再手術で障害を負う

東京大学/無理に入っても付いて行かれない地獄

2022-01-22 09:14:33 | 東京大学
母の話が続き、闘病の終末期の話は、
アクセス数も増えると言われている通りですが、
今日は全く違う話題です。

共通テストの日の東大前での17歳少年による刺傷事件、
悠仁さまの将来東大入学の噂、
マスメディアでもネット上でも散々書かれているので、
わざわざ付け加えることもありませんが(逃げただけ)、
違う観点から、無理に入っても地獄の日々ですよという話。

私は大昔、ガリ勉の末(大変でした😱 )、
東京大学理科Ⅱ類に合格した。
受験生の時から、東大入試の物理には歯が立たない、
数学も東大の入試傾向を覚えるしかないと、
能力が低いことは自覚していた。
が、なんとか合格し、入学後、「解析」の授業の初日、
指定された「高木貞二の解析概論」の分厚さにおののき、
1頁目に出てきた「イプシロン-デルタ」で躓いた。
この「解析」は、当時学生の間で一番の難関科目で、
クラスの大部分が試験で赤点だったが、
私は恐らく、零点だった😰 
が、単位を取らないと中退になる為、追試でギリの
単位を与えられた、まあ、多くの学生も同様だったが。
確か1年後期の電磁気学では、指定本が、
「ファインマン電磁気学」
で、書店で売り切れ、関西から取り寄せた学生もいたが、
遅れて手にしても、さっぱり意味不明だった。
物理実験も化学実験も、何をやっているかわからなかった😭
もう時効だから書くけれど、
高校の同級生でもあった男子(後に物理学博士取得の秀才)に
実験ノートを丸写しさせてもらった。 
こんな状況で、精神疾患になった同級生もいたが、
私は「4年間で卒業する」ことのみを目標にした(達成)。

これ、1年生の一般教養での話で、地獄は4年間続いたのだが、
全国の理系学生が、同じ科目を習得しているのかと驚いていた。
が、他大学では、もっとわかり易い教科書を使っていた。
連動し、授業内容も試験も、難易度が低かったんだろう。
一般入試で入っても、落ちこぼれる(自覚)学生の方が
多い位なのに、入試合格レベルにも達していないで、
東大に放り込まれても、普通に言えば単位取得できず中退、
単位は与えられても、却って学力が身に付かないのではと、
大昔の卒業生は憂慮します。
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12 コメント

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Unknown (kogetagaku)
2022-01-22 19:33:58
みなみさんコンバンハー(´∀`∩

爺の受験は関東の電気工学科の偏差値が低い方から順番に受けて、補欠でひとつ引っかかりました。
ひどいもので、微分積分、三角関数の意味が分からずに受験をしたおバカです。

そんなおバカには底辺大学の授業もちんぷんかんぷん…
授業はほとんど微分積分ばかりで、何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。
卒業出来たのは…
試験前に真面目にノートを書いていた友達からノートをコピー。
別の友達の家でテスト勉強。(聞いて丸暗記)
アパートに帰って、更に少し暗記。
これだけで単位を取り…
補欠入学で、授業も何一つ分からないまま、卒業は250人間中30位くらいで卒業しました。
未だに、どうして卒業出来たのか分かりません( ˘•ω•˘ ).。oஇ
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ノート持ち込み可。 (綱永井寵生)
2022-01-22 20:10:01
みなみさんには大笑いされてしまいそうですが、東北学院大学はノート持ち込み可の試験も多いし、出席すれは単位がもらえたりします。イッヒ、リーベ、ディヒィしか分からない私もドイツ語で単位が取れました。毎年全く同じテスト問題をだす教授も多いですし。

それでも中学からのエスカレーター組は3年進学時に2割が留年、卒業できずに留年する者も2割です。それで8年も在籍して放り出される学生も多いです。

バカバカしいですが、学生同士のコミュニケーションと言うか、情報共有が重要です。

こんな大学出ても全然意味が無いですが・・・。
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大学で微分積分ですか (みなみ)
2022-01-22 21:07:02
…なかったと思います。
高校までと同じだったのは、1年の「幾何」の
行列だけだったと思います。
授業も何一つ分からないまま、卒業というのは、近いです。
3,4年の専門(学科)では少しわかりましたが、
1,2年の教養はさっぱりでした。
無駄な2年間だったと思います。
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留年 (みなみ)
2022-01-22 21:15:29
私の頃は、多かったです。
1,2年の成績と希望の兼ね合いで、
3,4年の専門学科が決まりますが(進振り)、
意中の学科に行けなかった場合、自主留年して、
翌年に再トライする人も多かったです。
進振りのある理ⅠとⅡは留年率が高く、
4年で卒業しない人は1/3位だったかな。
だから、競争で、情報共有も難しかったです。
返信する
Unknown (ひろぽん)
2022-01-23 11:42:15
こんにちは

私には東大の頭の良さは理解不能です。
私、、中学の時は勉強わからないなんて思ったことなかったけど、高校に入って落ちこぼれた口です。
暗記系で頑張ったからなんとかなったっけどね。
いまでは中学レベルの理科(科学や物理系)や数学も拒否反応です。

数年前、、同窓会があったんです。
そしたら、、東大に進学したお二方(男)が来ていて、、なんと、博士取得して、東大の准教授になっていた。東大出身のひとを紹介するサイトに載ってて
どんな研究してるのか書いてあったけど。。。意味不明。。。こんな人と、一緒に授業受けていたんだなーーとしみじみ。。。

みなみさん、東大に入るだけでなく4年で卒業したなんてすでに神です。わからなさすぎてスゴイとしか言いようがありません。せめて、がり勉ができる能力を分けてもらいたいわ♡(それが一番大事なのか)
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ひろぽんさん (みなみ)
2022-01-23 14:25:30
進学高校の出身なんですね。
理系は、院に進むのが普通でした。
私は学部卒なんですが、同級生から、
「就職するの?」
と確認されました。いや、もう、勉強は無理だったんで。
でも就職しても、超厳しい研修が待っていました。
今は…加齢に加えて、脳の病気もしたんで、
並みです。でも少し良い方だったんで、低下した今でも、
普通に生活できるのかなとは思います。
この頃は、「ネタ」にしています(笑)
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Unknown (かれく)
2022-01-24 12:45:13
みなみさんこんにちは、初めてコメントします。かれくと申します。宜しくお願いします。みなみさんがお話しされていた数学教科書「解析概論」で思い出したことがありました。中高の頃クラスで流行っていたムツゴロウ(畑正憲氏)の○○記(文春文庫)シリーズにこの書物のことが出てました。その「高校時代に読破し数学的な美しさに魅了された」という部分だけを鵜呑みにして入手しましたが当然挫折。実際大学入学後の教養課程の数学教科書はみなみさんが仰るように、もっとわかり易くて単元毎に分けて書かれたものが指定書籍でした。微積分、多変数解析、ベクトル解析等々。卒業後は文献読んだりするときなんかに知識は役立っていたと思います。余談ですが、医療関係に勤めていた知り合いの女子が「セミナーで赤血球沈降速度を習ったんだけど計算式だけ覚えればいいと講師に言われてモヤモヤする」と言うのを聞いて微分方程式の解法を使って計算式導入の課程を紙に書いて渡したことがありました(もちろん解り易い教科書押入れから引っぱりだしてきて首っ引きで)。しかし彼女の感想はというと「ここの文章のこの漢字間違っているから」。トホホ若気の至りでした。
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畑正憲氏 (みなみ)
2022-01-24 22:12:35
頭がいいんですねー。
解析は大体の学生が、粉砕しましたよ…
正確には、高木貞二の解析、ですが。
ファインマンは、ノーベル賞物理学者です、
そんな本を使わないでくれと思いました。
かと言って、語学も社会学も経済学も、
難し過ぎて狂いそうでした。
今でも時々、うなされます。
あ、よろしくお願いしますね。
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ファイマン物理学 (かれく)
2022-01-25 10:36:12
会社の書棚にありました。1から4まで全部。電磁気学は3でしたね。画期的な素材を発明した先輩社員が会社に言って購入してもらった本でした。朝礼で「買ってもらったので読んで下さいね」と言ってたような。もちろん読みませんでしたが。JISやらISOやら目を通さなければいけないテキストが一杯あったので。(言い訳)そのうちにペーパーレス方針で書棚自体が縮小されて数冊しか残されていませんでした。ファイマン物理は最後まで残ったと思います。自分が寄付した専門書は全部廃棄段ボールに入ってました。ネット検索で得られる情報ばっかりでしたからね。
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かれくさん、読まれていますね (みなみ)
2022-01-25 21:44:14
ファインマンは、高いのに買わなくてもよかったです。
読んでもさっぱりわからないんですから。
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