昨日、職場で話していて初めて知ったのだが、
昔の同僚で、30歳前に結婚退職した、
美人の同僚が3年前に亡くなっていた。
在職時はいつもお昼を一緒に食べ、
それなりに仲良くしていた、
勤務時間外も一緒に遊ぶほどではなかったが。
彼女は30歳前に、損保会社の営業マンと結婚した。
すごく大柄な男性で、彼女のタイプではないよな…
別の同僚とも話したが、彼女は社内の人間関係に悩み、
とにかく仕事を辞めたくて、
そこまで好きではない人と結婚したんだと思うと。
すっごく失礼な話で余計なお世話だが、
彼女を知る者としては、正直、そう思えたのだ。
その後、双子の男の子を産み、やがて離婚し、
実家に戻り、銀行の嘱託社員として働いていた。
毎年、年賀状が来て、貰ってから出すのが常だったが、
今思うと、3年前の亡くなった頃から来ていない。
年賀状には時々、会いましょうと書かれていたが、
別の道を歩んでいて会っても意味がないと思ったし、
十数年前から、私の体調が悪くなり脳腫瘍が発覚し、
闘病と同時に介護も始まり、大変な日々で、
わざわざ会いたいとは、全く思わなかった。
だが昨日亡くなったと聞いて、
ものすごい衝撃を受け、ああ、こんなことなら、
一度、会うべきだった、と。
しかも少ししてから、そう言えば、彼女が、
子宮頸がんだと聞いた気がすることまで思い出した。
3年前…私の二度目の手術…その後のツラい後遺症…
今でもツラいが、当時は、素顔でホラー映画に
出られる顔で、舌下神経吻合術を勧められ、
迷い悩み、肉体的苦痛(今でもかなりある)に加え、
精神的葛藤がすごかったのだ。
その時、がんだと聞いても、
まさか亡くなるとも思わず、忘れてしまったのだ。
なんて取り返しのつかないことを…
人の命は、儚い。